幸手市議会 > 2019-06-04 >
06月04日-02号

  • "前立腺がん検診"(/)
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  1. 幸手市議会 2019-06-04
    06月04日-02号


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    最終取得日: 2021-09-18
    令和 1年 第2回 定例会(6月)          令和元年第2回幸手市議会定例会 第2日令和元年6月4日(火曜日)午前10時開議 議事日程(第2号)   開議   議事日程の報告第1 一般質問     1番  四本奈緒美議員     9番  小林啓子議員     3番  海老沼隆夫議員     7番  本田謡子議員     2番  坂本達夫議員   延会午前10時00分開議 出席議員(15名)     1番  四本奈緒美議員     2番  坂本達夫議員     3番  海老沼隆夫議員     4番  小林英雄議員     5番  枝久保喜八郎議員    6番  宮杉勝男議員     7番  本田謡子議員      8番  小河原浩和議員     9番  小林啓子議員     10番  松田雅代議員    11番  木村治夫議員     12番  藤沼 貢議員    13番  青木 章議員     14番  武藤壽男議員    15番  大平泰二議員 欠席議員(なし) 欠員(なし) 説明のための出席者    市長      渡辺邦夫   副市長     成田 博    総合政策部長  関根雅之   総務部長    木村卓朗    市民生活部長  関根一勝   健康福祉部長  金子光夫    建設経済部長  手島秀明   水道部長    小川昭行    教育長     山西 実   教育部長    杉田和洋    監査委員事務局長選挙管理委員会書記長            小池武久 事務局職員出席者    事務局長    小川伸朗   次長      菅野 司    主席主幹    市川孝之 △開議の宣告                       (午前10時00分) ○議長(宮杉勝男議員) ただいまの出席議員は15名です。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(宮杉勝男議員) 本日の議事日程はお手元に配付したとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(宮杉勝男議員) 日程第1、一般質問について。 これより市政に対する一般質問を行います。 質問は通告の順に、通告の範囲でお願いいたします。 また、1回目の質問は項目別一括質問、一括答弁となりますが、再質問からは一問一答方式になります。 質問者及び答弁者におかれましては、簡潔明瞭なる発言をなされますようお願いいたします。 なお、質問者の質問時間は45分となります。 それでは、1番、四本奈緒美議員の発言を許可いたします。 1項目め、がん検診の受診率向上について、なお、質問席にてお願いいたします。 1番、四本奈緒美議員。    〔1番 四本奈緒美議員 質問席〕 ◆1番(四本奈緒美議員) 皆様、おはようございます。 1番、四本奈緒美です。 まず初めに、4月21日に行われました幸手市議会議員選挙に初当選をさせていただきました。市民の皆様の代表として、政策立案と政策提言を積極的に行ってまいる決意です。 それでは、議長より発言の許可をいただきましたので、通告順に従い質問をさせていただきます。 まず、1項目めのがん検診の受診率向上についてお伺いいたします。 6月になり、幸手市ではいよいよ令和元年度のがん検診の予約と受診が始まります。そのがん検診のご案内はがきの表にはこう書かれてあります。日本の死因の第1位はがんで、約3人に1人が亡くなっています。早期発見・早期治療にがん検診が有効で、死亡率の減少にもつながります。また、早期のがんは無症状であることが多く、自分で見つけにくいため、がん検診も定期的に受けることが大切ですと。1人でも多くの市民の皆様がこのがん検診を受診されることを強く望みます。 そこで、1つ目として、子宮頸がん、乳がんの二十歳以上の10年単位の年代別、過去3年間の受診率をお伺いいたします。 2つ目として、無料クーポン券が配布されます子宮頸がん二十歳と乳がん40歳の過去3年間の受診率をお伺いいたします。 3つ目として、胃がん、子宮頸がん、乳がん、大腸がん、肺がん、前立腺がんの受診率の目標値をお伺いいたします。 4つ目として、目標値達成に向けての幸手市としての今後の取り組みをお伺いいたします。 5つ目として、乳がん検診も子宮がん検診と同様に二十歳から実施をすることができないかをお伺いいたします。 6つ目として、がん予防のための正しい知識を小学生や中学生などの早い年ごろから身につけることが大変重要なことです。幸手市としてがん教育をどのように考えているかをお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) それでは、1項目め、がん検診の受診率向上について、順次ご答弁を申し上げます。 まず1点目の子宮がん、乳がんの年代別の過去3年間の受診率についてご答弁申し上げます。 まず、子宮がん検診の年代別の受診率について、平成28年度、平成29年度、平成30年度の順に申し上げます。 20歳代が21.2%、40%、45.2%、30歳代が35.4%、62.4%、71.6%、40歳代が60.2%、60.1%、61.3%、50歳代が38.9%、39%、43.9%、60歳代が18.6%、18.5%、18.3%、70歳以上が1.5%、1.4%、1.9%で、全世代の受診率は18.8%、22.3%、24.0%となってございます。 次に、乳がん検診の受診率ですが、40歳代が60.0%、62.7%、62.0%、50歳代が41.0%、40.0%、41.5%、60歳代が21.1%、19.9%、19.6%、70歳以上が2.1%、2.0%、2.6%で、全世代の受診率は18.4%、18.4%、18.6%となってございます。 次に、2点目の無料クーポン配布の子宮がん20歳、乳がん40歳の過去3年間の受診率についてご答弁申し上げます。 市では、がん検診の普及啓発及び受診促進を図り、がんの早期発見を目的に、初めてがん検診の対象となる20歳の女性に子宮がん検診の無料クーポン券を、40歳の女性に乳がん検診の無料クーポン券を配布しております。 ご質問の受診率についてですが、クーポン券の利用率で算出いたしました。平成28年度、平成29年度、平成30年度の順に申し上げます。 20歳の子宮がん検診においては8.8%、9.2%、4.8%です。40歳の乳がん検診においては、28.8%、31.2%、20.4%です。 次に、3点目の市としてのがん検診の検診項目別6種の目標値についてご答弁申し上げます。 市には、市の健康増進の施策を推進するための計画に健康日本21幸手計画がございます。この計画の中に厚生労働省が示したがん予防重点教育及びがん検診実施のための指針に基づき推奨されている胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮がんの5項目のがん検診の目標値を定めております。 胃がん検診については26.4%、大腸がん検診については30%、肺がん検診については25.7%、乳がん検診については38%、子宮がん検診については37.1%です。いずれも令和5年度の目標値となってございます。前立腺がん検診については、国の指針の推奨がん検診ではございませんので、目標値は定めておりません。 目標値については以上です。 次に、4点目の目標達成へ向けての今後の取り組みがどのようになっているかについてご答弁申し上げます。 がんによる死亡者数を減少させるためには、がん検診の受診率を向上させ、早期に発見することは極めて重要であると考えております。市における受診率向上の取り組みについては、がん検診の周知として、健康環境カレンダーの全戸配布や市ホームページ、広報紙への掲載のほか、平成29年度からは検診の個別勧奨通知を実施しております。また、受診しやすい環境づくりの取り組みとして、特定健診とがん健診の同時実施やウエブ予約の導入などに加え、女性のがん検診においてはレディース検診と名称を変え、複数の検診が同時に受けられるほか、医療機関でも受診できるように整備してまいりました。 市のがん検診、各がん検診の受診率については、ここ3年間少しずつ増えている状況ですので、これらの取り組みを引き続き実施してまいります。今後は女性のがん集団検診を土日に開催するほか、受診を促す効果が実証されている国立がんセンターが研究開発した受診勧奨資材を活用しての受診勧奨通知の見直しを行う等、目標値の達成を目指してがん検診事業を推進してまいりたいと考えてございます。 次に、5点目の乳がん検診を子宮がんと同様に20歳から実施することができないかについてご答弁申し上げます。 市では、厚生労働省が示したがん予防重点教育及びがん検診実施のための指針に基づき、がんによる死亡率減少を目的とした対策型検診として、2年度に1回、40歳以上の女性に対し、乳がん検診を実施しております。議員ご質問の乳がん検診を20歳から実施できないかということですが、厚生労働省のがん検診のあり方に関する検討会中間報告書の中で、検診の対象年齢を乳がんの罹患の動向や検診による死亡率減少効果、発見率等から判断し、40歳以上とすることが妥当であると報告されているところです。市といたしましては、厚生労働省が示したがん予防重点教育及びがん検診実施のための指針に基づき、引き続き40歳以上の女性に対し実施していきたいと考えております。 次に、6点目の受診率を上げるために幸手市としてがん教育をどのように考えているかについてご答弁申し上げます。 がんは日本人の2人に1人が罹患し、3人に1人が亡くなっている身近な病気となってきています。だからこそ、がんに対する正しい知識を得てがん検診の重要性を理解することが大切であり、それにはがん教育が重要であると認識しております。 市においては、がん予防と早期発見を目的に、がん検診や出張健康講座等でがんに関する健康教育を実施しております。また、身近な人にがん検診の重要性を広め、受診勧奨を行っていただくがん検診県民サポーターを養成してまいりました。平成28年12月に改正されたがん対策基本法には、子どもががんについて正しく理解し、健康と命の大切さについて学ぶことを目的にがん教育の推進が盛り込まれました。その取り組みの中で、がん教育を受けた子どもたちが父母等にがん検診を勧め、副次的効果として検診受診率が向上したとの報告がされているようです。 市では、健康日本21幸手計画においても、主な取り組みの1つにがん教育を挙げておりますので、今後もがん教育を実施してまいりたいと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 健康福祉部長、すみません。子宮がん検診の受診率のところを20代、30代、40代をもう一度、書き留められずにおりまして、すみません、お願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) 子宮がん検診の年代別の受診率で、平成28年度、平成29年度、平成30年度の順にもう一度申し上げます。 20歳代が21.2%、40%、45.2%、30歳代が35.4%、62.4%、71.6%、40歳代が60.2%、60.1%、61.3%です。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がありましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 子宮がんの年代別の受診率において、平成29年度と平成30年度とを比較いたしますと、30代の方の伸びが--20代も高いですが--特に30代の方の伸びが非常に高い伸び率になっておりますが、この原因は何であるかお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) 確かな検証をしているわけではございませんが、がんの検診については、社会的な要因の1つとしまして、平成28年度から平成29年度は歌舞伎界で知名度の高い俳優の奥様の乳がん等が大きく報道されていた時期でもございます。今まで一度もがん検診を受けたことがない20歳とか40歳の方にとっては大きな影響があるのかなというふうには思っているところでございまして、そのような影響もあって伸びているというふうに思っているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 分かりました。 20代から30代の若い世代の女性、学生の方や第一線でばりばり働いている方や子どもを産み育てている方など、社会でも大切な方たちが自らの健康のために積極的にがん検診を受診されていることは非常に大事なことだと考えます。がん予防のためには、がん検診の受診が大切であるということを自覚されているこの方たちが今後も検診を受け続けてくださることを私は大いに期待をしております。 そう考えますと、二十歳の子宮がん検診を受けることががん検診のスタートとしてとても重要になると考えます。幸手市として無料クーポンの配布はもちろんですが、二十歳の受診率向上への取り組みがありましたらお伺いいたします。
    ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) 20歳のときの受診率向上ということですが、成人式のときに、20歳になったら子宮がん検診をということでパンフレット等をお配りして、がんに対する予防ですとか、がんというものがどういうふうなものかということを知っていただくために、パンフレットをお配りしまして啓発を行っているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 二十歳の女性が診察台に乗って受診、診察を受けることは大変勇気が要ることです。この受診率を見ましても、まだまだ低いのかなと思います。 私の友人の大学生のお嬢さんも、がん検診の大切さは分かっていても、受診をためらっておりました。まして集団検診は論外とまで言っておりました。そこで、お母様が個別検診で病院を予約して女性の先生に担当してもらい、お母様も一緒に2人で子宮がん検診を受けることにしました。お嬢さんも安心して初めてのがん検診を受けることができ、今年も検診を受けるそうです。 そこで、二十歳の子宮がん検診の受診者の集団検診と個別受診の割合をお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) 子宮がん検診の受診率で集団と個別に分けてご答弁させていただきたいと思います。 まず初めに、平成28年度ですが、集団で10.4%、個別が8.4%です。平成29年度、集団が10.8%、個別が11.5%となってございます。平成30年度、集団で11.1%、個別で12.9%という状況です。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 集団、個別、大体同じような割合なのだということが分かりました。 二十歳の受診率向上への工夫としましては、集団検診と個別検診の検診のあり方の丁寧なご案内や親子受診や友達受診など、またきめ細やかな配慮も有効かと考えます。先ほどおっしゃっておりました二十歳の方がたくさん参加をされる成人式等でのアピールもよいかと考えます。二十歳の子宮がん検診の受診率向上が将来的にポイントとなっていくと考えますので、さらなる工夫と取り組みを期待いたします。 続きまして、がん教育についてですが、昨年文部科学省で行われました平成29年度におけるがん教育の実施状況調査の結果が先日公表されました。幸手市の小・中学校12校の実施結果と内容をお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 教育長。 ◎教育長(山西実) ただいまの再質問について、幸手市の小・中学校のがん教育の実施状況ですが、小学校9校、中学校3校、12校全てで実施をしているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) がん教育の内容についてはどうでしょうか。ご存じでいらっしゃいますでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育長。 ◎教育長(山西実) がんは生涯において2人に1人がかかると言われている深刻な病気でございまして、学校におけるがん教育は、がんに関する正しい知識と命の大切さについて理解させる重要な教育であると考えております。具体的にその内容はどうかということですが、特に小学校での体育、中学校での保健体育を中心としながら、道徳等の中でもがんにかかわる教育や命の大切さについて指導しているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 小学生、中学生におけるがん教育の成果というものは、今すぐに結果が出るものではありません。しかし、今真剣に取り組んでいくならば、20年、30年後には必ず子どもたち、また大切な家族が健康に生き続けるという結果が必ず出ると私は考えます。今後の幸手市のがん教育の取り組みにさらなる期待をいたします。 皆様ももうご存じのとおり、日本人の2人に1人ががんに罹患する時代です。家族ががんを患い、入院、手術、治療をすることになると、本人も、支える家族もふだんの生活が一変してしまいます。医療費の負担、仕事、そして治療後も再発や転移、進行ステージによる将来への不安ははかり知れないものがあります。 今回、私は女性特有の2つのがんに重きを置いて質問をさせていただきましたのは、特に子育て中のお母さんががんに罹患し、つらい病気の治療をしながらの育児に苦しんだり、幼い子どもたちを残して亡くなるようなことがないよう、心から願うからです。子どもを大事に育てていくためには、お母さんの健康を守り、お母さんを元気にしていくことが大事だと考えます。子育て応援日本一を目指す幸手市の取り組みにも合致するものと考えます。子どもたちへの正しいがん教育のさらなる推進と、市民の皆様のがん検診の受診率向上を期待して、1項目めの質問を終わらせていただきます。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、2項目めの幸手市内小・中学校の通学路について発言を許可いたします。 1番、四本奈緒美議員。    〔1番 四本奈緒美議員 質問席〕 ◆1番(四本奈緒美議員) 次に、2項目めの幸手市内小・中学校の通学路についてお伺いいたします。 5月28日に起きました川崎市での通学中の事件においては、亡くなられたお2人のご冥福を心よりお祈りいたします。改めて子どもたちの大切な命を守るために、安全な通学路の整備を最優先で取り組んでいく必要を感じております。 そこで、1つ目として、市内小・中学校の通学路における過去3年間の事件、事故について、状況も含めてお伺いいたします。 2つ目として、第6次幸手市総合振興計画の1-4学校教育環境の整備に、通学路の安全点検をPTAや警察署とともに行い、安全マップの作成を行うとありますが、安全点検の行い方と安全マップとはどのようなものかをお伺いいたします。 3つ目として、通学路を走行する車両の速度は時速何キロメートルかをお伺いいたします。 4つ目として、危険箇所があった場合に、そこが改善され、安全な通学路になったという確認をする責任者は誰なのかをお伺いいたします。 5つ目として、幸手市として通学路での事件、事故から子どもたちの大切な命を守るための取り組みをお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(杉田和洋) それでは、市内小・中学校の通学路について、ご質問に順次お答えさせていただきます。 まず、1点目の通学路における過去3年間の事件、事故についてです。 過去3年間、登下校中に児童・生徒が通学路で交通事故に巻き込まれた件数からまず申し上げたいと思いますが、平成28年度は8件、平成29年度は6件、平成30年度は5件となってございます。また、過去3年間において、児童・生徒に大きな被害が及ぶ事件の発生はございませんでした。しかし、不審者を目撃したり、あとをつけられているといった事案は発生をしておりまして、その際には各学校、地域、警察に情報提供を図りまして、見守り強化、注意喚起について連携して対応してございます。 続きまして、2点目の安全点検の行い方と安全マップについてにご答弁申し上げます。 初めに、安全点検の行い方ですが、市内小学校においては、各学期の初めに教職員が下校の際に児童とともに通学路を確認しながら行動し、通学路の安全点検をまず実施してございます。また、中学校においては、教職員が定期的に通学路の危険箇所等を含め、登下校の指導をしながら安全点検を実施しているところです。 昨年、日本各地では、5月に発生した新潟県における女児の殺害事件ですとか、6月に発生しました大阪府北部地震によるプールのブロック塀倒壊など、痛ましい事件や事故が多く発生してしまいました。このことから、昨年度、教育委員会においては、幸手警察署と学校及び各学校PTAの関係者の皆様ら三者によりまして、連携した通学路の安全点検を依頼し、不審者が潜むような場所、ブロック塀などの工作物の安全などについて確認、点検を実施していただきました。 続きまして、安全マップについてですが、安全マップについては、先ほど来通学路の確認をしているということでご答弁申し上げてございますが、その安全点検等を実施した後に、見通しが悪い、あるいは交通量が多い、道幅が狭いなど危険箇所を地図上に落とした地図でございまして、作成した地図については、児童及び生徒、教職員らが確認しやすい場所、主には児童・生徒の昇降口であるとか、職員室のまわりであるとかというところにまずは掲示をさせていただくとともに、児童・生徒にその辺の危険箇所をよく見ていただいて注意喚起を図っている、それは教職員も含めてです。 続きまして、3点目の通学路の車両の速度についてですが、通学路として利用している道路はさまざまな道路でございまして、その道路にそれぞれ制限速度というのが設定されているわけですので、一概に通学路を走行する車両の速度は何キロメートルであるということについては申し上げられませんので、ご理解賜りたいと思います。 次に、4点目、安全な通学路になったという確認の責任者についてです。 通学路については、それぞれの学校で指定をいたしまして、教育委員会にその報告をいただいているものです。定期的な通学路の安全点検は、まずは各学校が実施しているところです。その際、学校だけでは対応が難しいものについては、学校から教育委員会、あるいはそれぞれを所管する担当部署に改善の要望等が上がってまいりますので、その対応、対策を図っているところです。 したがいまして、危険箇所が改善され、安全な通学路になったという確認をするのは、まずはそれぞれの学校ということになりますが、教育委員会や関係部署に改善の要望のあった事案については、学校任せだけにすることではなくて、それぞれの関係部署もあわせて確認しているところです。最終的に安全であるという確認をし、児童・生徒にここを通っていただきたいという通学路を指定するのは校長ということになります。 続きまして、5点目の今後の取り組みについてです。 幸手市教育委員会では、これまでもスクールガード研修会の実施や子ども110番の家連絡協議会の開催、青色回転灯装着車による見守りの実施、警察と連携した通学路安全点検の実施などを切れ目なく取り組んでまいりました。また、市内各小・中学校においても、新学期を見据え、新たな通学班を編成する機会を捉え、登下校時における1人になる時間をできる限りなくすことで、いま一度子ども110番の家の設置場所の確認、いかのおすしという標語がございますが、合い言葉の徹底、交通安全ルールについて再度確認する機会を設けております。 また、幸手警察署と連携した事業として、交通安全教室を初め、小学校4年生を対象とした自転車免許講習会、市内全ての小・中学校で実施する防犯教室など、児童・生徒が実際に事故や事件から身を守ることを学ぶ機会の確保を行っております。さらに、新年度における通学路の見直しや安全マップの作成、学校防犯マニュアルの作成などを通して、安全、防犯に対する意識の向上を図っております。これらを今後も継続するとともに、引き続き学校だけではなく、スクールガードリーダーやボランティアの皆様、PTAによる登下校の見守り活動、警察などの専門機関との連携の強化、通学路の環境整備等、地域の皆様とともに子どもたちの安全・安心を確保できるように取り組んでまいりたいと思ってございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 安全マップを作成するために警察、学校、PTA、またそこから上がってきた事案に関しては各部署がというふうにお答えありましたので、よく分かりました。 再度確認をさせていただきますが、地域をまわっておりますと、小・中学生のお子さんのお父様、お母様から随時ご要望が寄せられるんですが、先ほどのマップを作成する時期というのはある程度時期が限られているかと思うのですが、常に道路状況も変わっておりますので、見通しが悪くて危険なので、カーブミラーを設置してほしいとか、一時停止の標識を設置してほしいとか、歩道のラインを引いてほしい、車両の速度制限をしてほしいなど、通学路の改善のたくさんの要望が寄せられますが、通常そういう要望があった場合に、そのお父様、お母様がどこに行けばよろしいのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(杉田和洋) 今事例として幾つかお話しいただいたと思いますが、それぞれ学校に言わなければだめとか、教育委員会にまずは言っていただかないとだめとかという決まりは、特にルールもございませんので、気づいたときに、ここは通学路になっていると思うんだが、ここの例えばこういうところは直るといいんだがなということについては、それぞれの部署といいますか、それぞれの市役所の中にも水路を管理しているところもあれば、速度であるとか、カーブミラーであるとかという部署もそれぞれ分かれてございますので、特にここにというルールはございませんので、まずはご相談いただければというふうに思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) それでは、具体的にお伺いさせていただきたいと思います。 3点の事例なんですが、1つ目は、通学路のアスファルトに穴があいているので埋めてほしい。2つ目は、見通しが悪いのでカーブミラーをつけてほしい。3点目は、丁字路に一時停止の標識をつけてほしい。このような要望があった場合には、市役所のどちらの部署にお母様が伺えばよろしいのでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、ただいまのご質問については、私のほうからご答弁させていただきたいと思います。 通学路の道路の穴ということですが、市の担当ということになりますと、建設経済部の道路河川課ということになろうかと思います。また、カーブミラーということについては危機管理防災課、そして、一時停止については、これは一時停止の標識になりますと、所管が公安委員会ということで警察になるんですが、そちらに対しての要望は危機管理防災課で行っております。 いずれにいたしましても、直接市のほうでも結構ですし、地域の区長ですとか、そういった方にご要望といいますか、お話をしていただいて、区長のほうから市民協働課のほうが区長からの要望については窓口となっておりまして、そこから関係部署に要望を振り分けるということもございますので、ご相談は学校でも教育委員会でも結構ですし、地元の方々でも結構だというふうにはさせていただいております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 先ほど通学路を走行する車両の速度の質問をいたしましたが、それぞれの道路で違うというのは分かっておりましたが、通学路を走行する車両の速度は、理想の速度は時速何キロメートルだとお考えでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) ご質問の時速何キロメートルが理想かということですが、これは今東3丁目、4丁目ですとか下川崎地区では、エリアを区切ってゾーン30というようなことで、その地区内は30キロでの走行をお願いしているところです。こういったことも鑑みますれば時速30キロメートル程度で走っていただくのが一番安全はあるかなというふうには考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 今、部長からお話がありましたとおり、ゾーン30という地域全域の車両の速度を時速30キロメートルとする安全な街づくりの取り組みがございます。なぜ時速30キロメートルなのかといいますと、自動車と歩行者が衝突した場合、時速30キロメートルを超えると致死率が急激に上昇します。時速30キロメートルは危険を回避することができ、万が一のときも命が守られる速度ということです。 そこで、市内通学路を時速30キロメートルにできるところから取り組んでいくということはできないものでしょうか。もちろん県道もあり、そこは無理ということは分かりますが、そこには通学路であるとの注意喚起の標示をさらに強化するなど工夫して、市道においてはできるところから時速30キロメートルをいかがでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 市道の速度をできるところから時速30キロメートルということでご質問いただいたわけですが、速度制限についても交通規制ということで、警察のほうも関係してまいりますので、それらについては全て警察のほうと順次対応しながら、できる限り安全性を確保したいというふうには考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) 通学路での事件、事故から幸手市の宝物である子どもたちの大切な命を守るための通学路の整備については、最優先で行うことが必要と考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) まさしくお子様を事故から守るということは大切なことですので、これについては事故そして事件に巻き込まれないように、市を挙げて、関係部局、また地域の皆様のご協力を得ながら、市内一丸となって取り組んでいきたいというふうには考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 1番、四本奈緒美議員。 ◆1番(四本奈緒美議員) それでは、通学路の安全整備については、行政の担当課におかれましては最優先で取り組んでいただけますよう期待をしております。通学路の環境整備は行政で迅速に整え、またそして、大人たちは幸手の私たちの地域から絶対に子どもたちが悲しむような事件、事故は起こさないとの強い気持ちを持って、子どもたちに常に心を寄せていくことが子どもたちを守っていけることにつながると考えます。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、1番、四本奈緒美議員の一般質問を終わります。 次に、9番、小林啓子議員の発言を許可いたします。 1項目め、食品ロス削減の取り組みについて、なお、質問席にてお願いいたします。 9番、小林啓子議員。    〔9番 小林啓子議員 質問席〕 ◆9番(小林啓子議員) 9番、小林啓子です。 議長より発言の許可をいただきましたので、順次通告順に質問をさせていただきます。 1項目めの食品ロス削減の取り組みについてお伺いいたします。 国においては、まだ食べられるのに捨てられる食品ロスを減らすための食品ロス削減推進法案が5月16日の衆院本会議で全会一致で可決し、衆院を通過し、24日の参院本会議で全会一致で可決、成立いたしました。 今回、成立した推進法の内容は、食品ロスの削減を、まだ食べることができる食品が廃棄されないようにするための社会的な取り組みと定義し、国や自治体、消費者や事業者が一体となって取り組む国民運動と位置づけられました。 そこで、1つ目として、幸手市として現在食品ロスの削減に対してどのように取り組んでいるのかをお伺いいたします。 2つ目として、国においては食品ロス削減に関する理解と関心を深めるために、10月を食品ロス削減月間として定めるとしております。今後の幸手市としての対応についてお伺いをいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、1項目め、食品ロス削減の取り組みについての1点目、幸手市として現在食品ロス削減に対してどのように取り組んでいるのかを伺うというご質問についてご答弁申し上げます。 ご質問にございました食品ロスの削減の推進に関する法律では、食品ロスの削減について、まだ食べることができる食品が廃棄されないようにするための社会的な取り組みを言うと定義してございます。幸手市では、これまで食品ロスの現状やエコクッキングなどの食品ロスを減らす工夫を紹介するため、市民環境講座を開催してまいりました。また、広報紙も利用し、市民環境講座と同様に食品ロスを減らす工夫を紹介するなど、啓発を行ってまいりました。そのほか、今年の3月には子ども議会での提案を機に、市職員の手で食品ロス削減啓発ポスターを作成し、市内の小・中学校を含む公共施設及び幸手駅に掲示を依頼するなど、食品ロスの認知度の向上と啓発に取り組んでまいりました。 今後については、各小・中学校はもとより、幼稚園や保育所においても食べ残しを減らす指導をしていただきますようお願いをしてまいる所存です。 続きまして、2点目、国においては食品ロス削減に関する理解と関心を深めるために、10月を食品ロス削減月間として定めていると、今後の幸手市としての対応について伺うとのご質問ですが、食品ロスの削減の推進に関する法律では、国民の間に広く食品ロスの削減に関する理解と関心を深めるため、食品ロス削減月間を設ける。食品ロス削減月間は10月とし、特に同月30日を食品ロス削減の日とする。国及び地方公共団体は、食品ロス削減の日を初め、食品ロス削減月間において、その趣旨にふさわしい事業が実施されるよう努めるものとするというふうに規定されているところです。 こちらについては、農林水産省及び環境省が昨年10月を食品ロス削減の啓発月間として、食品ロス削減に向けた取り組みを行ってございましたが、同法に基づくこの食品ロス削減月間及び食品ロス削減の日の事業内容については、国会を通過したばかりということで、現時点では詳細な通知等がまだ市のほうに届いてございません。具体的な内容が判明次第、幸手市といたしましても、食品ロス削減に向けた積極的な取り組みを検討してまいりたいと考えている所存です。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 先ほど部長より答弁もありましたように、今年も1月30日には市内の小・中学生代表による子ども議会が開催され、一般質問で食品ロスに関する内容が行われました。日本では年間643万トン、そのうち家庭が291万トン、食品メーカー137万トン、飲食店など外食産業133万トンの食品ロスが発生しております。この量は日本人1人当たりに換算すると、毎日茶わん約1杯分の御飯を捨てることに相当するということを今回の子ども議会でも発表をしてくださって、大変勉強されているということを考えさせられました。 この一般質問を受けて、先ほど部長がいち早く啓発のポスターに取り組んでいただいたことは、幸手市の子どもたちの教育、また市民に対しては大変前向きな動きであったと私は評価をしたいと思います。 埼玉県においては、昨年末、忘年会や新年会のシーズンに向けて、宴会での食べ残しを防ぐため、締めの前の15分、食べ切りタイムをPRする内容の報道がされておりました。幸手役所事業としては、議会も含め食品ロス削減に対しては既に取り組んでおりますが、幸手市の機能、市民に対してはまだまだ今後の課題と考えます。 推進法の主なポイントでは、多様な主体を連携させ、国民運動として食品ロス削減を推進、内閣府に食品ロス削減の基本方針を策定、基本方針を踏まえ、都道府県と市町村が削減推進計画を策定し、対策を実施、消費者や事業所の取り組みを啓発、食品ロス削減の功労者を表彰する、10月を食品ロス削減月間にする、フードバンクの活動を支援するとあります。 その中で、消費者や事業者の取り組みを啓発については、例を述べますと、東京都府中市では食べ切れなかった料理を持ち帰ることができたり、メニューに小盛りを用意したりしている飲食店をウエブサイトで紹介、京都市ではしまつのこころ条例を制定しております。ちなみに、しまつとは、物を大切にして使い切るとの意味だそうです。また、福島県では2018年から食べ残しゼロに協力する店を募集している。飲食店は食べ残しゼロを呼びかける。食材の仕入れや使い切りを工夫するなど、小売店はばら売りやはかり売り、少量パックを販売、賞味期限や消費期限が近い商品の値引きなどが対象で、これまで275店が認定されたとあります。 このことから事例を挙げまして、今回幸手市としてもこのようなさまざまな取り組みが今後必要になってくるかと考えます。これはもう地域によりますし、また市、また県によっても違ってくるところですが、今後、幸手市としてどのような取り組みが考えられるのかについてお伺いをいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今、小林啓子議員のほうからいろいろ事例を挙げていただいたわけですが、まず、家庭でできる取り組みといたしましては、埼玉県の場合は食べきりSaiTaMa大作戦というものがございまして、この例ですが、買い物、調理、片づけといった場面ごとに必要なものを必要な分だけ購入する、食材を使い切る調理法を実践する、余った料理や食材も早目に食べるなどといったことが挙げられてございます。 また、事業活動にも、ご質問にもありましたが、外食時にはハーフサイズや小盛り、またはかり売りなど食べきれるメニュー設定をしているような飲食店などを彩の国エコぐるめ協力店として募集、紹介している事業もございます。 このほか、小売企業等には加工食品の納品期限に関する商習慣、いわゆる3分の1ルールの緩和や、食品関連事業者等から未利用食品等の提供を受けて、貧困、災害等による食べ物の支援が必要な方に提供するフードバンク、こちらも該当するというふうに考えているところです。こういったことを各企業で、幸手市役所、事業所としては食べ切りタイムの実践等はしているところですが、これを市内の事業所に広めていくということ。また、ハーフサイズや小盛りなどを用意している協力店、こちらも現在のところチェーン店として県内全店で実施している店舗はあるんですが、個別の店舗ではまだ幸手市では登録がございませんので、こういったことへの登録の呼びかけ等々も行っていきたいというふうに考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 一般質問の途中ですが、ここで10分間休憩をいたします。 △休憩 午前10時57分 △再開 午前11時08分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を続けます。 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 先ほど全国の各自治体の例を申し上げました。その中で、ウエブサイトで紹介という言葉がありました。そういう部分では、先ほど部長も答弁されたように、まだ推進法が可決成立して1カ月たっていない。このことから考えると、これから今後国・県ということで、市として幸手市にいろいろ通達が流れてくると思います。その中で、要はシティプロモーションという、私たちは去年、シティプロモーション課ができまして、今活発に活動して、担当課は動いてくださっているんですが、これを踏まえて、今後いろいろ通達が来た中で、これはシティプロモーション課でも取り上げる内容でもあるのかなと考えるところですが、このことについてはどうお考えか、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) ただいまの国からの通知等を受けて、その後の市の発信の方法ということですが、当然市全体のシティプロモーション課というのができまして、市からの発信の全体の管理といいますか、援助についてはシティプロモーション課で行っていきたいと思いますが、それぞれの内容については、当然原課との調整を行いまして、市の発信の方法については、市を挙げて調整していきたいというふうに考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 私が1つ考えるところですが、今各避難所に防災備蓄、食料品の備蓄がされていると思うんですが、このあたりはこちらの食品ロスということから考えると、ロスを少しでも抑えるためには、今後のことも展開も考えられるんではないかと思うんですが、今の備蓄品に対する動きというのはどういうふうになっているんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 賞味期限が近づいてきた備蓄品に関しましては、市の防災訓練はもとより、地域の防災訓練等々にも、また小・中学校のほうへも配布をさせていただきながら有効活用していただいているという状況です。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) この食品ロスというのは、本当に各家庭から始まり、飲食店から始まり、最近は大型コンビニエンスストアもさまざまな取り組みが始まっております。何といっても先ほど積極的に10月の推進月間ということで答弁を部長にしていただきましたので、今年、今後これから国から県から流れてきたことを受けて、幸手市としても事業計画、いろんなものを作成していくようにはなると思うんですが、何といっても、各それぞれの分野での食品ロスを削減していくという、市民からするとその啓発という部分が一番大事になってくるかと思います。ですので、このことに関しては、今後の取り組みについての事業のご期待をして、この項目は終わらせていただきます。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、2項目めの幸手市デマンド交通の見直しについて発言を許可いたします。 9番、小林啓子議員。    〔9番 小林啓子議員 質問席〕 ◆9番(小林啓子議員) 2項目めの幸手市デマンド交通の見直しについてお伺いいたします。 この項目については、今定例会の一般質問において多くの議員が通告をされております。これは市民の代表とする議員ですので、市民の多くの方がこのデマンド交通に関心を持っている。そして、改善、見直しという部分も、私も多くの方からご意見、ご要望を伺ってまいりました。長年市内循環バスに始まり、デマンド交通システムに取り組んできた公明党の私としては大変に心強い限りです。市民の皆様のためにしっかりとこのことについては取り組んでいきたいと存じます。 それでは、1つ目として、来年9月末日をもって平成27年10月より始まった幸手市デマンド交通が5年契約を終了いたします。来年10月に向けての見直しを含めて、現在の進捗状況をお伺いいたします。 2つ目として、今年1月からの70歳以上の運転免許証自主返納者は何人いるのかについても、月別にお伺いいたします。これについては、昨日、今日の報道でも、関西のほうで高齢者の運転者がまた事故を起こしてしまった、本当にここ数年増えてきているように思いますので、このことについてのご答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、2項目めの幸手市デマンド交通の見直しについて順次ご答弁申し上げます。 まず、1点目の来年10月に向けて幸手市デマンド交通の見直しについての進捗状況についてですが、デマンド交通については、ご質問にもありましたとおり、平成27年10月から令和2年9月までの5年間の業務委託契約を締結しておりますので、来年10月からの運行に向けて見直しを図っているところです。現在のところ、これまでにいただきましたご意見や運行状況などから問題点を抽出し、どのようにすればそれら問題点が解決できるか、さまざまな検討を庁内で行っているところです。 主な検討内容といたしましては、例えば車両について、ワゴン型からミニバンやワンボックス、あるいはセダンタイプにして、小回りがきくようにしてはどうか。また、運賃収入は運行事業者の収入にしたらどうか。また、運行と予約を別の事業者にしたらどうかなどについてです。また、事業者からもアイデアをいただくことも重要なことであると考えますので、業者選定の方法をプロポーザル方式にしていく方法も必要ではないかと考えているところです。 次に、2点目の今年1月からの70歳以上の運転免許証自主返納者は月別で何人いるかというご質問ですが、市では、平成31年1月1日以降に運転免許証を自主返納された70歳以上の市内在住の方に対し、タクシー利用券の交付事業を新たに実施してございます。当事業の利用実績については、月別で申し上げますと、1月が15件、2月が13件、3月が15件、4月が14件、5月が5月24日現在の件数ですが、15件ということで、令和元年5月24日現在、合計で72件の実績となっているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 平成27年10月から試行運転をされて、最初のころは本当に自宅前から目的地まで、今現在300カ所以上ある、ここまで行政が300カ所までやっていただいたということは、もうすごい事業の展開をされたということには評価したいと思いますが、だんだん月日がたつに従って予約がとれない、これが一番のネックなのかなと思っております。 そのことを考えたときに、契約が5年契約というのが長いのではないか。今後、これからいろいろと見直しの展開をされていくわけですが、この5年契約というのをもう少し短めな年にするということが、まずは大事ではないか。結局市民の皆様からいろんなご要望をいただいても、余り長いと、もう5年間には担当課でもいろんな工夫をしていただいて、時間と時間の間を払って、そして乗りやすいものにはしてくださってはいるが、全体のことを見ると、契約が長くてなかなか先には進めないということが考えられるのですが、このあたりについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ご質問にありました契約期間についても、まさしくご質問のとおり、5年というのが適切なのか、また、他の自治体によっては若干短く契約している自治体もございますので、それらも参考にしながら、こちらについてもあわせて検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 一番考えられるのは、私自身が幸手市内を車で移動しているときに、本当にデマンドバスにすれ違うことが多いんですね。それについては運行していると思うんですが、果たして車の中に何人の方が乗っているかというのが一番の、何かこんなに私動いていてすれ違うのに、乗っている方が余り少ないという部分が、そのあたりが利便性の問題なのかなというふうに考えております。 これを部長、さっき1つの例として、バスを今2台を小型化にするということも1つの例だと思うんですが、このあたりというのは幸手市にとって、小型化にすれば今よりは改善できるというようなことなのか、そのあたりをお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 確かに1時間で基本的には1周するというデマンド交通ですので、どうしても幹線道路等々を経路として計算する場合もございますが、先ほど申し上げましたように、車を小型化することによって、あとはドライバーの感覚もありますが、細い道を通る--細いと言いましても極端に細い道は通れませんが、細い道を通って若干移動時間を短くするというようなことも可能かと思いますので、小型化することが1つの有益な方法ではないかなというふうには考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 幸手市の公共交通会議というのがございまして、これはそのときそのときに開催をされると思うんですが、これだけ幸手市のこのデマンド交通の見直しのいろんなことが考えられる中で、今後の公共交通の会議のあり方といいますか、これからいつ予定されているのか。当然この見直しについてもいろんなご意見が各分野からいただかなければいけない。そういう部分で、このあたりというのは今後の予定、もう既に決まっているのか、それとも公共交通の考え方のあり方とか、そういう部分についてはどのように担当としてはお考えでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) これまで公共交通会議、年2回程度の開催ではあったわけです。今年度については、今月中に第1回を行う予定です。また、あわせて、今回先ほど来申し上げましたように見直しが入ってまいりますので、例年よりは回数が多くなってくるのかなと、その中でご意見等、いろいろな皆様からご意見をいただきたい。また、あわせて、公共交通会議の委員の構成にも、若干今までは幸手市の公共交通会議ということで、市内に関連のある事業者ですとか、関係部局等々からご出席をいただいたわけですが、さまざまな事例をご存じの埼玉県などの方からもご意見等をいただきながら開催をしていければというふうに考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 今、市民生活部長からタクシー券、1月から5月までの件数、72件を伺いました。いろんな報道がされて、本当に痛ましい事故が高齢者運転のという部分はもう皆様がご存じのようなことで、ますますこの72件、これから毎月毎月増えていく。幸手市も高齢化に向けて、当然自主返納される方も増えてくる。 しかしながら、自主返納しても、その次の受け皿ですよね。デマンド交通、これは市民の足でもありますし、これが本当にいつでもご利用ができるような体制を本当にとっていかなければ、せっかく大切な何十年運転されてきた免許の自主返納ということに対しては、本当に何かある意味申しわけないなという部分も考えるところですので、今後、来年の10月1日からまた変わるわけですが、これについては、まだまだ担当課のほうでもいろいろと検討をしていただくことだと思いますので、またほかの次のこれからの議会でも、私もまた何か提案があればさせていただきたいと思っております。この項目については終了いたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、3項目めの幸手駅西口の防犯対策について発言を許可いたします。 9番、小林啓子議員。    〔9番 小林啓子議員 質問席〕 ◆9番(小林啓子議員) 3項目めの幸手駅西口の防犯対策についてお伺いいたします。 今年3月16日には市民参加の幸手駅橋上駅舎東西自由通路完成記念イベントが盛大に開催され、現在多くの方々が幸手駅西口から通勤、通学をされております。 まず1つ目として、現在、幸手市としてどのように防犯対策に取り組んでいるのかをお伺いいたします。 2つ目として、市民から市道5-1号線が暗いとの声をお伺いしました。幸手市としての今後の対応についてお伺いをいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、3項目めの幸手駅西口の防犯対策についてご答弁申し上げます。 まず、1点目の現在、幸手市としてどのように防犯対策に取り組んでいるのかについてご答弁申し上げます。 駅西口に関連することといたしましては、交通安全対策とも関連してまいりますが、平成31年4月から自転車等放置禁止区域を駅西口エリアにも指定しまして、幸手市シルバー人材センターに放置自転車等整理撤去業務を委託し、放置自転車等の対策を実施しているところです。また、駅西口の開設に合わせて、仮設の無料駐輪場を設置いたしました。 なお、西口に限らず、市の全体的な取り組みといたしましては、幸手市防犯のまちづくり推進条例に基づいた防犯対策を実施しておりまして、具体的な内容については、防犯に関する意識啓発のための街頭広報活動の実施や市内各地区における自主防犯活動団体に対する支援などを行っております。また、市では教育委員会と協力いたしまして、1日に2台の車両を使用し、青色回転灯を使用した防犯パトロールを平日の下校時間帯を中心に毎日実施しているというところです。 次に、2点目の市道5-1号線が暗いというところですが、このご質問に対しましてお答え申し上げます。 ご質問の市道5-1号線については、県道幸手・久喜線から駅西口まで倉松川に沿っての道路であると思われますが、現在この道路には4本の電柱がございまして、そのうち2カ所に街路灯が設置されている状況です。ただし、この状況が大変暗いということは私どもも確認させていただいているところです。 今後は西口周辺の整備を行っていく中で、当該箇所も当然含めながら、防犯対策の面からも検討させていただき、西口を安心して利用できるよう、まちづくり事業課とともに防犯灯の設置などを検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 幸手駅の西口については、本当に西口のほうでお住まいの方たちが何十年の悲願ということで、西口が開設されてご利用されております。私は東口ですが、昼間、夜と電車で私も乗降するんですが、最近市民の方から暗いということを言われまして、私も先ほどもう既に部長も現場に飛んでいただいて、担当課のほうで見ていただいたということは評価いたしますが、私自身もこの市道5-1号線を夜歩いてみました。 まだそんなに夜中ではなかったので、まだご近所のおうちも灯がともっていたり、そういう部分ではまだ明るい。また、幸手駅を後ろにしますので、幸手の駅舎がオレンジ色でもう本当に暖かい感じで後ろから照らされているわけですが、今部長もおっしゃったように、本当に暗くて、一番は通学される特に高校生のお嬢さん、そちらの親御さんのほうから暗くて、せっかく西口ができたのに、あえて東口のほうに車を移動して、それで送り迎えをすることもまだあるということの現実を伺っております。 私もその市道5-1号線を歩いたときに、電灯の方向によっても大分電気の光が違うんですね。そのあたりも当然今は自治会で街灯はお願いして、ついているようなことなんですが、防犯のことから考えると、そのあたりは地域の方、担当の方、責任者の方と連携をとっていただいて、そのあたりも考えていただければありがたいと思います。 西口も本当に広くなって、送り迎えの車も大分増えてきております。そういうことからすると、幸手市長がこれから久喜市に向かって民間バスを通していく、そういう部分も若干まだ時間はかかります。そういうことを考えると、いろんな動きが出てくれば、また明るさの防犯も変わってくるかと思うんですが、いかんせん今はまだしばらく暗いというようなことも市民の方から伺っておりますので、ぜひこのあたりをできれば早急に検討していただいて、改善をしていただければと考えますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ご質問にありましたとおり、2カ所ある街路灯の1カ所が向きが内側を向いておりまして、駅から歩く道を照らしていないという部分もございます。これについては、早急に地元の自治会でつけていただいたものですから、ご相談させていただきながら、変更が可能かどうかをご協議させていただきたいというふうに思っております。 また、その他街路灯については、おっしゃるとおり大変暗うございます。西口、せっかくきれいにできたものです。きちんと多くの皆様にご利用いただきたいということも考えてございますので、当該箇所、またあと市の仮設の駐輪場のほうから駅に向かう道も大変暗くなっていることも私ども承知しているところですので、これらについてはまちづくり事業課と協力しながら、早急に対応を検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 9番、小林啓子議員。 ◆9番(小林啓子議員) 今、市民生活部長より本当に現場検証していただいているという、現場の状況も一番分かっていただいていると思いますので、少しでも皆さんが安心・安全で防犯に気をつけて生活、通勤、通学を含めましてできますようにご期待して、この項目を終わらせていただきます。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、9番、小林啓子議員の一般質問を終わります。 次に、3番、海老沼隆夫議員の発言を許可いたします。 なお、資料の配付が求められておりますので、これを許可し、皆様のお手元に配付してございます。 1項目め、栄地区高齢者対策について、なお、質問席にてお願いいたします。 3番、海老沼隆夫議員。    〔3番 海老沼隆夫議員 質問席〕 ◆3番(海老沼隆夫議員) 3番の海老沼隆夫です。 4月21日の市議会議員選挙において新議員として当選させていただきました。市民のために頑張らせていただきますので、ご支援をよろしくお願いいたします。 議長からの許可を得ましたので、順に質問させていただきます。 まず、1項目めの栄地区、主に高齢者の方々への対策について伺います。 1つ目としては、栄地区は元公団住宅、公団が40年以上前に建てた5階建ての中層棟ですが、残念ながらエレベーターがありません。これについては、団地自治会としても何度もUR都市機構に対しエレベーターの設置を求めてきましたが、まだ検討中ということで有効な返事をいただいていません。45年以上前に建てて、それだけ年を重ねた方々が暮らしているわけですが、5階まで上るには、毎日62段の階段を上りおりしなくてはいけません。もちろん5階に全員が住んでいるわけじゃありませんが。でも、70歳、80歳、そして90歳を超えた方もいるわけですが、大変な負担になっております。これに対して、このUR都市機構に対してどういった意見を市から提案していただけるか伺いたいと思います。 2つ目として、主に定年退職して年金で暮らしている方々が多くおります。もちろんその中には生活保護を受けながら暮らしている方もいるわけですが、今後そのような生活者、住民に対して市からどのような支援、援助が受けられるのか、市としての対応を伺います。 さらに、昨年の春からUR都市機構から一気に6街区集約の問題が起きてきて、説明会を開き、3年後を目指して6街区の集約が始まることになっています。といいましても、先ほどの話の繰り返しになりますが、高齢者の方々が暮らす地域ですので、UR都市機構からの説明会を聞きながらも、悩める相談が当事者のUR都市機構にはなかなか相談できない状況にあります。その相談の窓口を市としてどのように考えているか伺います。 そしてまた、特に4階、5階の空き家が急激に増えてきています。駅まで歩いて10分、近いところではそんなにかかりません。都心までは1時間かからずに通えるという、通勤に便利な幸手団地ですので、幸手市の人口増計画として栄地区の空き家利用対策について、以上4点伺いたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) それでは、栄団地の対策について順次お答え申し上げます。 まず1点目です。幸手団地のエレベーターの設置についてですが、現在、幸手団地において、都市再生機構は団地再生事業を進めているところです。UR都市機構が実施いたしました平成31年3月3日の住民向けの説明会においても、中層エレベーターの設置について、市民からの設置の要望がなされているということは把握しているところです。 幸手市においては、幸手団地の団地再生事業に関しまして、実施主体でございますUR都市機構との情報の共有化を図るため、定期的に話し合いの場を設けているところですが、事業区域でございます6街区にお住まいの方の移転先として、同規模、同階層の住宅をご案内していただくこととあわせて、その初期段階から中層エレベーターの設置に関しましても、同機構宛て要望しているところです。 なお、UR都市機構が幸手団地にお住まいの方を対象に配布してございますまちづくり通信には、同団地における取り組みの方向性の一端として、中層エレベーターの設置可否についての検討という内容を盛り込まれておりまして、現に本年5月にはUR都市機構側から事業の進捗状況等に関する説明があった際には、今年度に入ってから中層エレベーターの設置が可能かどうかの現地調査を実施しているとの報告を受けているところです。 幸手市といたしましては、中層エレベーターの設置も含め、当初から申し上げている事項に関しては、今後ともUR都市機構に対して継続して要望してまいりたいと考えてございます。 続きまして、2点目の団地在住低所得者に対する市からの家賃軽減等への対応についてですが、幸手団地におきます低所得者等への家賃補助については、既にUR都市機構の家賃軽減制度として実施されておりますことから、幸手市といたしましては、新たに家賃補助等を実施する予定はないものです。 3点目の6街区の集約問題について、市民の納得のいく移転対策についてご答弁申し上げます。 議員の最初のご質問に対する答弁内容と重複する部分もございますが、幸手市においては、幸手団地の団地再生事業に関し、実施主体でありますUR都市機構との情報共有化を図るため、定期的に話し合いの場を設けているところです。その中で、その初期段階から次の4点についてUR都市機構に対して幸手市は要望しているところです。 まず、移転先といたしましては、同規模、同階層の住宅を案内してもらいたいこと、次に、移転に伴う費用をUR都市機構で負担していただきたいこと、団地の住民、特に6街区の住民の方に対しましては、団地再生事業への理解を深めていただくため、説明会を実施していただきたいこと、また、維持管理区域の改修等に関し、エレベーターの設置など高齢者への配慮と若年・子育て層の転入の促進を図ることができるような内装改修等を検討していただきたいことです。 現在は事業の進捗状況を確認するとともに推移を見守っている状況にございますが、幸手団地にお住まいの方が引き続き安心してお住まいいただくことはもとより、事業区域にお住まいの方が納得して新たな住まいにお移りいただくことが重要であると認識しているところです。 今後とも当市においては、幸手団地の団地再生事業に関し、実施主体であるUR都市機構と情報の共有化を図るとともに、事業区域にお住まいの方が納得して新たなお住まいにお移りいただくために必要なことが実施されるように引き続き要望してまいりたいと考えてございます。 最後、4点目です。幸手市の人口増計画としての栄地区の空き家利用対策についてですが、栄地区--この場合幸手団地ですが、現在、幸手市では幸手団地内に特化した空き家利用対策については実施してございません。今後、団地再生事業が本格的に実施されていく過程において、事業区域内にお住まいの方の移転先として有効に活用されていくものと認識しており、将来的には同事業を契機として、多様な世代が安心して住み続けられるまちの魅力を高める住まいづくりの実現が期待されるところです。 ただ、団地再生事業を別にすれば、栄地区の空き家については、当然のことながら他の地域と同様、幸手市としてさまざまな施策を総合的に展開し、人口減少を克服していかなければならないわけでございますことから、平成28年3月に策定いたしました幸手市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づきまして、今後とも市全体での人口減少の克服や地方創生に向けて取り組んでまいるものです。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 繰り返しになりますが、幸手団地は45年以上前につくられた団地で、当初3,300世帯、多いときには1万人の人口がいました。幸手町から幸手市に変わったのもそのような時期です。都心に近く、多くの方々が夢を描いて幸手団地に越してきて、必死に朝から晩まで働き、その方たちが幸手市に税金を払って暮らしてきました。できれば、いつまでも老いて元気に幸手団地で暮らしたいと願っているのは当然のことです。 しかし、先ほど述べたように、いかんせんエレベーターがありません。総合政策部長から報告があったように、UR都市機構は今エレベーター設置に向けて地盤の調査を開始しております。私たちも何度も出会い、ご苦労さんと声かけてますが、ぜひこれが遠い未来じゃなくて、今不便を抱えているご高齢の方ができるだけ早くそのエレベーターの利用によって生活しやすくなる、そのような方向で重ねてUR都市機構のほうに幸手市のほうから意見を述べていただきたいと思いますが、意見を伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 先ほども申し上げましたように、UR都市機構のほうでは調査をしているところです。建物いっぱいございますが、全ての建物に取りつけができるということではないようでございまして、地盤ですとか、建物の構造ですとかで、物理的に取りつけができないものもあるということでございまして、その調査をしているということですが、市といたしましては、当初から、先ほども申し上げました4項目について要望しているところでございまして、これについては、ぜひともそうしていただきたいということで、これからも継続して要望は続けていくものです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員
    ◆3番(海老沼隆夫議員) 団地の家賃の軽減要求という話に対してなんですが、確かにUR都市機構のほうから所得の少ない方には家賃の軽減措置が既に実施されております。しかし、その軽減措置も受けられずにいる方もいます。そういう方が団地から退棟されることなく住み続けるために、そういった相談窓口を待つ身でなくて、幸手市として団地の高齢者の住民に対して周知していただける、相談してくださいということを周知していただけるような対応をとってほしいと思いますが、それも市役所まで出向いてくださいということでなくて、団地の中に相談窓口をつくっていただいて、身近なところにこれならば行けると、高齢者の方がたどり着いていけるような場所を用意していただきたいと思いますが、そういうことは可能でしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 今、団地のお話ですから、当然そのようなご要望になるのかと思いますが、幸手市といたしましては、団地に限らず、さまざまなところに幸手市全体で高齢者から若者まで、全てのいろいろな方がお住まいの中で、いろいろな所得層もございますので、お困りの方もたくさんいらっしゃるかと思います。そのような中で、それぞれに合ったご相談窓口というのは、市役所の中では設けているところですが、今お話のように団地に限って出向いてご相談の窓口を開いていただきたいということですが、これについて、今それでは行いますというお返事はできないので、今の制度にございます相談窓口をご利用いただければなというふうに考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 団地に住まれている方で80歳以上の方が何人いるかということと、その80歳以上の方が市役所まで来ていただくのにどのような交通手段があるか。幸手駅から杉戸高野台まで幸手団地を経由して朝日バスが走っております。しかし、桜通りの市役所入り口、ここから市役所までの歩いてくる距離を考えてもかなりの困難をします。そういうことについては、その交通手段、市役所まで来ていただくとすれば交通手段としてどのようなふうに考えていただいているかコメントをお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 今おっしゃいましたように、朝日バスが通っておりますが、幸手市役所入り口というのが、入り口と言いながらも駅前の東桜通りにあるということで、そこから北へ向かって市役所へ向かう直線ではありますが、非常に長い道路となっております。これについて、先ほどもおっしゃいましたように、ご高齢の方が歩いて来るには長い距離かなというふうには認識しているところです。 ただ、今の段階で公共交通ということでは、そのバスということになりまして、それ以外にはデマンド交通が今幸手市では運行しているということになりますので、今の現状で言いますと、公共バスをご利用いただくか、デマンド交通をご利用いただく以外には、足としては、あとはそれぞれのご自分でのタクシーとか自転車とかということになろうかと思いますが、それ以外については今のところはないものです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 私は80歳以上の方という形で今質問させてもらったんですが、免許の返納の問題もありました。そういった中で、デマンド交通の利用ということがあったんですが、小林啓子議員からもあったように予約がとれないと、それが一番の問題があると思います。ですから、市として待つ身でなくて、市民に対して、これはもちろん団地に特化しているわけじゃありませんが、何らかの形でそれらのまちの、例えば公民館であれ、集会所であると思うんですが、月単位であれ、週単位であれ、市が出向いていってその相談を受ける窓口をつくっていかないと、高齢の方は足がないわけですから、実際に相談窓口まで出向けないと思います。今抱えている問題が相談できずに、解決できずに悩んでいる方がいるとすれば、それの対応は市としてはどのように考えているかお聞かせください。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 先ほども申し上げました、今回の場合は栄団地ですが、団地に出向いて、あるいはそれぞれの地区に出向いてご相談窓口というのは設けていないわけですが、市役所の、あるいはウェルス幸手の窓口においてのご相談ということになるわけですが、その前にもし何かございましたら、電話ででもご一報いただいて、電話でのご相談をさせていただいて、内容によりましては、それぞれのヘルパーのような者がお伺いしてお話を伺うようなこともございますので、まずはお電話でご連絡をいただいて相談をしていただければなというふうに考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) すみません、じゃ6街区の集約の問題について、引き続き。 今、総合政策部長から話があったように、何回も説明会が開かれています。ただ、現実問題として、その説明会に足を運べる高齢者の方は数が限られてしまいます。問題の1つは、今のような、さっきお話ししたこの62段の階段を上りおりするという問題も1つあります。 そして、もう一つ、先ほども述べましたが、直接UR都市機構に自分の相談は持ちかけにくいという問題があります。それで、私たち自治会のほうに相談に来るわけですが、この6街区の集約問題については、高齢者の方の中には内容もまだよく理解できてない。チラシは入ってくるが、小さい文字で目を通せないという方が多数います。こういう方に自治会としても周知はしてますが、3年かけて集約に入っていくというこの過程において、問題を抱えて悩む高齢の方がたくさん出てくると思います。 初めての経験ですので、私たちもその対応については悩んでいるところですが、あれだけの人数がまとまって生活している地域ですので、特化というわけではないですが、何か市としての対応を、先ほどの繰り返しですが、本当にここまで足を運んでこられませんので、現地にきちんと周知して、こういった場所でこういう相談を受けますよということを住民の方にちゃんと理解できるように周知して設けていただきたいと思いますが、繰り返しの要求になりますが、意見を伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 総合政策部長。 ◎総合政策部長(関根雅之) 議員おっしゃいますように、説明会は何度となく開催するようにということをお願いしておりますので、開催のお話を伺っております。それぞれ個人の方がその説明会で個別に質問を投げかけるというのはなかなか難しいことかなというふうに思います。 そんな中で、相談窓口ということで、これはUR都市機構が準備しているものですが、団地の3街区8号棟の102号室、1階です。こちらを利用しまして、平日の9時半から夕方5時まで、お昼休みは除きますが、UR都市機構の担当の者が常駐いたしておりまして、ここでさまざまな移転に限らず、団地の中でのご相談ということで、UR都市機構の事務所の幸手分室ということで運営をしているということでお伺いしておりますので、団地の移転に関しましてのご相談については、こちらに聞いていただくのが一番早いかなというふうに思っております。 それ以外の幸手市、市に対するご質問やご相談については、申しわけございません、先ほどから申し上げましたように、それぞれの窓口にてのご対応、あるいは出向けない場合はお電話でのご相談をいただければなというふうに考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 極めて残念です。悩んでいる方が直接UR都市機構に相談に持っていけない。その窓口をつくってほしいということで私は要請したわけですが、あるいは意見を述べさせてもらったわけですが、それには市としては応え切れないと。今後さらに住民の方の意見を聞いて、市に対しての要求を掲げていきたいと思います。 第2項についてはこれまでにします。 ○議長(宮杉勝男議員) 一般質問の途中ですが、昼食のため午後1時まで休憩をいたします。 △休憩 午前11時54分 △再開 午後1時00分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 午前中に引き続き一般質問を続けます。 2項目めの水害問題について発言を許可いたします。 3番、海老沼隆夫議員。    〔3番 海老沼隆夫議員 質問席〕 ◆3番(海老沼隆夫議員) 午前中に引き続き2項目めの水害問題についてお伺いします。 1つ目として、緑台2丁目の幸手市立図書館前、あるいは中央公民館前の水害対策の進捗状況について伺います。 2つ目として、東5丁目の遊水池付近の水害対策の進捗状況について伺います。 また、栄地区の1街区西側を通ってジョイフル本田に向かう道路のさかえ小南側信号機前の水害対策の進捗状況について伺います。お願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) それでは、水害問題の1点目、緑台2丁目の幸手市立図書館南側付近の水害対策の進捗状況についてご答弁申し上げます。 緑台2丁目図書館付近の水害対策といたしましては、平成25年度にスイミングスクールの南側付近に緑台2丁目緊急ポンプ場といたしまして、毎分4立方メートルの仮設ポンプの設置を行いました。また、台風時には図書館西側付近にも毎分1立方メートルのポンプ2台を設置しているところです。 そのほかの対策といたしましては、昨年度にポンプ増強の検討として、倉松川流域ポンプ増強検討業務委託を実施してございます。このポンプ増強の検討の手法といたしましては、一級河川倉松川の大島新田調整池上流側越流堤の水位が指定された水位に達するまで、増強したポンプによる排水を可能とするもので、今回はそのポンプを増強した場合のシミュレーションを行ったものです。その結果については、今後どのような対策が効果的であるのか、市内部において検討しているところですので、対策、方針等が決まり次第、議員全員協議会等の機会を議長にお願いし、設けていただき、議会へ報告をさせていただきたいと考えているところです。 続きまして、2点目、東5丁目遊水池付近の水害対策の進捗状況についてのご質問にご答弁申し上げます。 東5丁目に遊水池が2カ所あることを確認してございますが、浸水被害については、現在においては浸水等の報告や記録がないことから、市では把握してない状況です。今後、周辺にお住まいの方からの情報や大雨時にパトロールをする等、その状況を直接に確認し、水深の深度や状況を把握した上で対応を考えてまいりたいと考えているところです。 続きまして、3点目、さかえ小南側信号前の水害対策の進捗状況についてご答弁申し上げます。 ご質問の箇所については、昨年度現地を確認したところ、信号前付近が低くなっており、一時的に大量の雨が降ると路面の水が排水しきれないことが確認できました。その対策といたしまして、昨年度末に集水ますを設置したところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 図書館前の状況については、この4月の選挙運動時に見ても、付近の住民からボートで避難する写真を持ってこられて、これを何とかしてくれよと言われました。今答弁があったように、ポンプの設置あるいはポンプの増強によって被害がなくなるようであれば、そのような周知を図書館の付近や中央公民館の付近の住民にしていただきたいと思うんですよ。 現在でも天気予報において大雨の予想ありというときには、地域の人たちは図書館の駐車場、中央公民館の駐車場に家庭駐車場から車の移動を知り合いにおいても行っております。それは毎回の天気予報の放送があったときに、その都度されてますので、大変な労苦だと思うんですね。それが必要でなくなったのであれば、そのような周知を住民にしていただきたいと思うんですよ。伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 今回の業務委託でどのような形でポンプを増強したらよいかというような方向で検討させていただきました。具体的にどのような対策をとると最大限の効果が得られるかというのを今現在、市内部で検討しているところです。その検討がまとまり、皆様にお知らせできる段階になったときには、まずは議会の皆様にご報告差し上げ、市民の方々に報告をさせていただければと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 先月の大雨の降った際、私も現地を見てきたんですが、調整池は満水になってましたよ。路上における水没というか、それはなかったです。ですから、そのポンプの設置状況において、今報告あったように改善なされたのであれば、速やかに周知のほうをお願いしたいと思います。 それと、引き続きよろしいですか。東5丁目の付近の浸水に関しては、私ももっと再度調べてみますが、栄1街区の西側の道路の低くなっている部分、これに集水ますを設置して改善を図るという答弁ありましたが、ぜひ早急にその結果を見ていただいて、必要な策があれば、それも引き続きやっていただきたいと思います。私の経験では、とにかく駐車場の車も出入りができない、それから自転車で歩行での通行はできないという状況がありますので、その現地調査とともに対策を講じていただきたいと思います。お願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、3項目めの県道並塚・幸手線、ヨークマート幸手店前信号機付近の危険な歩道の改善について発言を許可いたします。 3番、海老沼隆夫議員。    〔3番 海老沼隆夫議員 質問席〕 ◆3番(海老沼隆夫議員) 県道並塚・幸手線のヨークマート幸手店前信号機の危険な歩道の改善についてということですが、1つ目として、栄地区からヨークマート幸手店に買い物客が信号機前の横断歩道まで進むのに、縁石に囲まれた歩道スペースが狭く、対向車とのすれ違いのとき、つい縁石をまたいでしまい、走ってくる車との事故防止、極めて危険な状況にあると思います。その対策を伺います。 また、栄地区から県道並塚・幸手線に出るところ、ここから信号機までの距離は約150メートルの区間なんですが、この区間の用水路の暗渠、または用水路内側ですね、道路の団地側の農地また宅地を買い上げていただいて、そこを歩道にしていただいて道路の拡張の可能性があるのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) それでは、1点目の県道並塚・幸手線、ヨークマート幸手店前信号付近の危険な歩道の改善についてのご質問のうち、歩道における対向車とのすれ違い時の対策のご質問にご答弁申し上げます。 一般県道並塚・幸手線は埼玉県の管理する道路です。昨年度、栄地区のタウンミーティングの際にも同様のご要望が地区からあった経緯がございまして、その際、埼玉県杉戸県土整備事務所へ歩道の拡幅等についての要望を伝えたところです。その対策等については、県の行うところでございまして、歩道の改善を要望していたところですが、引き続きまた要望活動をしてまいりたいと考えているところです。 続きまして、2点目、歩道拡幅の可能性についてご答弁申し上げます。 歩道拡幅について、杉戸県土整備事務所が管理するところですので、その可能性について伺ったところ、歩道の整備については、歩道が整備されていない箇所を道路優先で整備している関係上、県道並塚・幸手線については、両側に歩道が設置されていることから、歩道拡幅の予定は現時点ではないとのことでございましたので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 手元に資料が用意してあると思いますが、地図と私の記入したのが上下が逆になって見づらいんですが、彩色の地図のほうを逆さにしていただいて、私が手書きで書いたほうが正しく見える方向で見ていただきたいんですが、下側が圏央道になります。圏央道の手前はこの歩道、車が通るほどに2メートル以上あるんですね。200センチメートルと書きましたが。しかし、この白矢印、栄地区から並塚線に出るところですが、白矢印で県道にぶつかったところからこの信号機のある歩道まで90センチメートルの幅しかないんですね。 下の裏側に2ページ目として写真がありますが、これが圏央道側の歩道になります。ここはまだ圏央道から離れてますので、この幅、7メートルですが、圏央道にさらに近くなると3メートル近くあります。しかし、隣のページの写真ですが、信号機前はこの用水路の柵と縁石との幅は90センチメートルしかない。さらに進んでいただいて、裏側になりますが、栄地区から県道の出たところがこの4番の写真になるわけですが、ここも90センチメートルしかない。その先はもっと狭くなっていくんですが、答弁があったように、確かに県道の両側に歩道はあるんですが、栄地区側の歩道は極めて危険な状況になっている。これは今答弁の中にもありましたが、これまでも何回も住民からは声が出てました。届けていました。しかし、今答弁にあったように、県道、県の扱いだということで、市としては対応を拒んできたと言ったら失礼ですが、していただけなかったと思います。 であれば、市として、市民の命を守るためにどのような対策を講じていただけるのか伺いたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 歩道の拡幅については、現時点では予定がないということですが、除草等、歩道の維持管理については十分可能なものと考えておりますので、引き続き県への要望を続けさせていただきたいと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 一番先の地図にまた戻るんですが、出口の歩道、横断歩道四角1番とあります。信号前の横断歩道、四角2番とありますが、この栄地区側の幅90センチメートルの歩道を歩くことは極めて困難、まずすれ違いは無理です。自転車が来たら、もう車道側に縁石を踏み出して逃げるしか方法はないという状況です。 それで、この信号のない横断歩道1を渡って反対側の歩道に進む住民がたくさんおります。しかし、この横断歩道は信号機がないばかりか、歩道も薄くなっていて、そしてその住民の大人の方はともかく、小さなお子さんたちまで自分の判断で道路を見きわめるしかない。圏央道ができた結果、この県道並塚・幸手線は大変交通量が増えております。また、県道から栄地区に入ってくる、この白矢印の逆方向に向かう栄地区に住まれている方々の車の走行も含め、大変混雑する危険な場所になっているのがこの横断歩道の四角1番です。 ここには信号機を設置することも求めてみましたが、信号機に関しては、このヨークマート前の信号機からの区間が短過ぎるということで、警察のほうからも信号機設置は難しいと言われております。 先ほどの質問に繰り返しになりますが、であるとすれば、市としてはこの危険な横断歩道四角1番でどのような対策を講じてくださるのか。市民の命を守るために対策をしていただきたいと思いますが、その方向性について伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 横断歩道ということでご質問をいただいておりますので、私のほうからお答えさせていただきたいと思いますが、確かにここの四角1の信号、2番のヨークマートの入り口のところの信号機から近いということで、信号機の設置は困難だろうというふうには思っております。 先ほどご質問の中で、この幅が狭くて、自転車が来るとはみ出すと。まずここ、多分この90センチメートル幅のところは、原則自転車は車道を走っていただくことになっている歩道ということになっておりますので、ここについては徹底していただくような、見やすいような看板もつけていただくよう、警察のほうには要望はしていきたいというふうには考えております。 また、歩道の拡幅については、現況用水に挟まれており、また、県道部分ということもありますが、引き続きこれに対しては歩道整備ということで、県のほうに、今関係部局とともに、私ども交通安全のほうの分野でも要望はしたいというふうには考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 答弁ありがとうございます。 そうしましたら、その横断歩道四角1番のところでの安全を高めるための周知事項、看板とかつけていただいて、実際に自転車で走ってくる人は、本当に私も見ていて、数は少ないんですが、自転車が向かってきた場合に、歩行している人は本当に縁石をまたいで避けるしかないんですね。極めて危険なことなので、それが理解できるような掲示等をしていただきたいと思います。 3番目の項目については終わります。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、4項目めの子育て支援について、発言を許可いたします。 3番、海老沼隆夫議員。    〔3番 海老沼隆夫議員 質問席〕 ◆3番(海老沼隆夫議員) 4項目めについて引き続き質問させていただきます。 1つ目として、18歳までの医療費の無料化の取り組みについて伺います。 2つ目として、全ての児童・生徒の給食費の無料化の取り組みについて伺います。 3つ目として、避難所にもなる小・中学校の体育館へのエアコンの設置計画について伺います。 4つ目として、安全指導のための放課後児童クラブ指導員の増加に対する予算増加計画について伺います。 5つ目として、大蔵・織部地区から圏央道下4号交差点横断歩道橋を超えた後の上高野小学校へ向かう東武日光線踏切までの道路など、危険な通学路が市内各地で見受けられますが、現状把握とその改善について伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) それでは、4項目め、子育て支援について、(1)と(4)について私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。 1点目の18歳までの医療費の無料化の取り組みについてご答弁申し上げます。 子ども医療費については、子どもの健やかな成長と福祉の増進及び保護者の経済的支援を図るため、平成21年4月から入院について支給対象を中学生まで拡大し、さらに子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、平成24年10月から通院についても中学生まで拡大したことにより、平成29年度の子ども医療費決算額では1億5,515万7,877円の支出となってございます。 また、子ども医療費支給事業の対象年齢を18歳までに拡大した場合の財政負担については、平成31年1月に厚生労働省保健局調査課が公表している医療保険に関する基礎資料にある年齢階層が15歳から19歳の1人当たりの患者負担額1万7,881円をもとに、平成31年4月1日現在の幸手市の16歳から18歳の住民基本台帳人口1,276人で算定しますと、増加額は約2,280万円になる見込みとなってございます。この増加額の約2,280万円と平成29年度子ども医療費決算額を合わせますと約1億7,800万円の経費が見込まれるところです。このことから、年齢を拡大した場合の経費については、国や県の補助金もないため、相当な財政負担を伴いますことから、現段階において支給対象年齢の拡大は難しいと考えているところです。 次に、4点目の安心指導のための放課後児童クラブ指導員の増加に対する予算増加計画についてご答弁申し上げます。 放課後児童クラブについては、現在全ての小学校に設置されており、4月1日現在377名の児童が利用しております。指導員については、条例で各児童クラブ2名以上の放課後児童支援員を配置すると定められており、そのうち1名は補助員をもってかえることができるとされておりますが、各児童クラブにおける指導員の数は、各児童クラブにおける児童数を鑑み、実情に応じた数となってございます。 また、児童クラブの運営については、各児童クラブの保護者会に委託をしており、この委託料は国の子ども・子育て支援交付金及び県の埼玉県放課後児童健全育成事業補助金に基づいて算出しております。指導員の増加分についても、放課後児童支援員等処遇改善等事業及び放課後児童支援員キャリアアップ処遇改善事業として上乗せを行える仕組みとなっており、幸手市においても、国と県の補助基準額の範囲内で委託料に上乗せしている状況です。今後も国及び県の補助金の算出基準に従い、補助基準額の範囲内で実施してまいりたいと考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(杉田和洋) それでは、私のほうから子育て支援について、2点目、3点目、5点目について順次ご答弁申し上げます。 まず、2点目の全ての児童・生徒の給食費の無償化の取り組みについてですが、現在、当市においては、市内小・中学校及び特別支援学校の小学部、中学部に在籍している児童・生徒が2人以上いる保護者に対しまして、2人目の児童・生徒分については給食費の2分の1を、3人目以降については全額を補助する幸手市学校給食費補助制度を実施しているところです。現在、全ての児童・生徒を対象にした給食費の無償化についての検討は行ってございません。 3点目の避難所にもなる小・中学校の体育館にエアコンを設置する計画についてですが、現在エアコンを設置する計画はございません。体育館は避難所としての役割のほか、児童・生徒がふだんの授業や部活、学校行事等で使用する場所ですので、教育環境の整備という観点からとしても、今後の課題とさせていただきます。 次に、5点目の通学路の現状把握とその改善についてですが、議員ご指摘の大蔵・織部地区から圏央道下4号交差点横断歩道橋を超えた後の上高野小学校に向かう東武日光線の踏切までの道路については、上高野小学校の通学路になってございます。この道路については、道幅も狭く、車のすれ違いも厳しい現状がございます。このことから、登校時の7時30分から8時30分はスクールゾーンとしており、車両の通行は原則制限しているほか、道路にはグリーンベルトやポールを敷設するなどして、児童が歩行する際の安全確保を図っているところです。 ご質問の危険箇所の現状把握についてですが、市内各小学校においては、各学期の初めに教職員が下校の際に児童とともに通学路を確認しながら行動し、通学路の安全点検を実施しております。中学校においては、教職員が定期的に通学路の危険箇所等を含め、登下校の指導をしながら安全点検を実施しているところです。また、学校が把握した危険箇所については、それぞれの学校で児童・生徒への注意喚起をするとともに、各学校での対応が難しい場合には、教育委員会あるいは担当部署に連絡し、改善の要望をしている状況です。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 確かに財政として予算としては必要になりますが、医療費の問題については就労年齢というか、多くの方が大学まで進みますので、大学を出て、就職して、みずから所得を得て、みずから医療費が払えるという状況になるまで支援するのが子育て日本一を目指すまちとする幸手市の姿だと思います。ぜひこれからも政策事項として検討していただきたいと思います。 2番の給食費の無償化についても同様です。 4番の学童保育、今は放課後児童クラブですが、先日、市長を含め年度の総会にほかの議員とともに出席させていただきました。昨年度の会長からも、新年度の会長からも、全ての小・中学校に児童クラブを設置していただいたということで、市長には感謝の言葉がありました。 そういう中で、各クラブが抱えている人数、10数人のところもあれば、70人近く、60人を超えるクラブが複数あります。その辺のところでは、補助員を含めての指導員という答弁がありましたが、安心して放課後を任せられるという立場からすれば、指導員の質の低下は避けていただきたい。今後、単に指導員の増加を目指すために、その指導員になる資格の合格しやすさと言ったら変ですが、十分な研修を受けなくても指導員になれるような措置のもとで補助員を増やすようなことはないようにという要求が出てました。私もそのように思いますので、その点についての答弁を願います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(金子光夫) 指導員の質というご質問ですが、私ども研修等を受けていただきまして、指導員の質を落とさないように保育をしていただくという考えでおりますので、今後もそのような形で指導員の質を考えながら委託をしていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) ありがとうございます。ぜひそのようにしていただきたいと思います。 5つめの大蔵・織部地区から上高野小に向かう通学路の件ですが、毎朝通学時、7時半から8時半がスクールゾーンになってますが、そこに向かうまでの道中、各地域から交通指導員の方、あるいは防犯の方が各場所に立って、または引率して、この交差点まで向かっていただいてます。この交差点に来れば、先ほど答弁があったように、7時半から8時半まではスクールゾーンになりますので、安心して上高野小学校前の踏切までは進むことができます。交通指導員の方には毎朝、月曜から金曜だけでなくて、土曜授業があるときは土曜日、まして運動会等では日曜まで出ていただいて、私以上に毎朝児童たちに向けて指導していただきました。 問題は、一斉下校になる時間帯は大丈夫なんです。これは本当にご苦労なんですが、下校時にも交通指導員の方が迎えにいっていただいて、あるいは担当の教員の方が引率して交通指導をしていただいています。その一斉下校時間帯が済んだ後、3時半とか4時半とかの時間帯になりますが、3人、4人のグループで下校してくるんですが、この時間帯は先ほど答弁にありましたが、この区間は相互通行になりますので、センターラインがないんですね。ですから、大変危険なところを狭い歩道からはみ出て下校してくる生徒が見られます。 ここの指導というのは本当に注意していただかないと、たわむれている3、4人のグループは、後ろから警笛を鳴らされて帰ってくる状況が発生しています。これは小学校の先生の指導になるかもしれませんが、そうでなくて、市からも放課後一斉下校が済んだ後の数人単位での下校する生徒に対しての交通安全に対する指導、もしくは方策があれば伺いたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(杉田和洋) 議員ご指摘のとおり、朝の登校時については、場所によったらスクールゾーンであるとか、立哨でいろいろ見守りということが多く行われているわけです。確かに下校時については、さまざまな学校の事情によりまして、帰宅するというか、下校する時間にばらつきが出ているということも承知しているところです。 先ほどご答弁の中でも触れさせていただきましたが、そういった道幅が狭いとか、車の交通量が比較的多いとかいうところについては、まずは学校、地域で見守りということがまず第一にございます。それと、安全マップというのを各学校で作成してございます。その中で、ここについては道幅が狭く交通量が多い道だということについて、学校、教職員、児童・生徒を含めて注意喚起を図ると。先ほど言ったとおり、3、4人のお子さんが固まってというのが見受けられるということですが、そういったことも含めまして、学校を中心に下校時におけるルールというか、マナーというか、それのほうも注意喚起を再度やっていくということになるかと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 小・中学校の体育館のエアコンの設置の問題ですが、エアコンの設置が大変困難だとしても、緊急時に避難場所になる小・中学校、これはあらゆる小・中学校が一斉に災害になって避難場所になるとは思いませんので、どこかに緊急時に持っていける、冷房だけではなくて暖房もあるかもしれませんが、備蓄しておくような手段が検討はなされているのか。例えば真夏の暑い日、あるいは真冬の寒い日に体育館に避難した場合に、その人たちがそこでせめて数日間でも暮らせるように、暖房設備、冷房設備、どこかに備蓄しておいて、簡単に言えば扇風機のようなものもあるかもしれないし、あるいは暖房設備である分もあるかもしれません。そういったものをどこかに備蓄しておいて、避難場所になったところに持っていこうということができる状況なのかどうか伺いたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) ただいまご質問のありました暖房器具等々ですが、市のほうで避難所用に備蓄しているというものは、今のところございません。ただし、学校のほうの体育館で行事用にジェットストーブと言うんでしょうか、大きなストーブとかというのを所有していただいている、保管していただいている学校等々もございますので、そういったものを災害時には借用させていただきながら対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 今の話で、各学校に備えてある暖房設備や冷房設備を利用させていただくという話でしたが、緊急の場合というのはいつ起こるか分からないわけですね。私も自分の趣味で小学校の体育館とか利用させていただくんですが、備えられているものというのは十分なものでは私はないように思います。ですから、まさに高齢者等が避難した場合に、最悪な環境で数日間過ごすということは非常に無理があると思います。ですから、今すぐにでも緊急時における持ち込み用の冷房設備、あるいは暖房設備というのが、エアコンが設置できないのであれば至急に求められると思いますが、意見を伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) まず、避難場所ということですが、市のほうでは20数カ所避難場所ということで指定をさせていただいてございます。避難所と避難場所、これは当然違ってまいりまして、何日か生活するということになれば、当然避難所という扱いになろうかと思いますが、この避難所においては、その被害の状況ですとか、そういった方々の避難者の数等々を総合的に判断しまして、対策本部で避難所はどこに開設するというのを指定することになりますので、全ての箇所が避難所となるということではございませんので、それらの機器類の設置状況等も踏まえた上での避難所開設の決定となりますので、現時点においては、先ほどのご答弁と重複しますが、そういったものも鑑みながら、それらを借用しながら対応したいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) では、緊急時用にそういった設備を備蓄する予定はないというコメントでよろしいですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現時点においては、それより先に備蓄させていただく食料ですとか、そちらを優先的に備蓄したいということで考えております。また毛布等々でも代用ができるものが可能であればということで、毛布等々の備蓄等々も考えておりますので、現時点では考えていないということではないんですが、優先順位で申し上げると若干下がるのかなというふうに考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 3番、海老沼隆夫議員。 ◆3番(海老沼隆夫議員) 質問を終わります。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、3番、海老沼隆夫議員の一般質問を終わります。 次に、7番、本田謡子議員の発言を許可いたします。 1項目め、公共施設予約システムについて、なお、質問席にてお願いいたします。 7番、本田謡子議員。    〔7番 本田謡子議員 質問席〕 ◆7番(本田謡子議員) 7番、本田謡子です。 通告順に従い質問をいたします。 1項目め、公共施設予約システムについて質問いたします。 このことについては、幸手市公共施設予約とインターネットで検索しても、公共施設の一部でしか予約ができないことの矛盾点や、公民館などは問い合わせしなければならないなどの不便さの声を市民の皆様からいただき、平成28年9月議会において私が一般質問をさせていただきました。 当時、指定管理やシステムの管理の変更のときであればというので、平成30年度末ごろという答弁をいただきました。そして、今回「広報さって」6月号にも掲載されたようですが、改めてお尋ねいたします。 (1)平成28年第3回定例会一般質問において、市のホームページから全ての公共施設の予約がとれるようにと要望いたしましたが、その後の進捗状況をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(杉田和洋) 市ホームページなどインターネットを活用して公共施設の予約ができるシステムの導入、進捗状況については、現在アスカル幸手など既に運用は図られている施設で使用されております既存のシステムを活用すること、また、未導入施設である公民館を所管してございます教育部においてご答弁をさせていただきます。 これまで指定管理者により運営が行われております施設については、施設予約システムが構築され、インターネット予約の運用が図られているところですが、システムが構築されていない各公民館5館、勤労福祉会館、神扇公園テニスコートについても、窓口に出向かなくても施設の予約ができるよう、それぞれの所管課と協議を図りながら導入に向けた作業を進めてまいりました。 進捗状況ですが、昨年12月、平成30年度幸手市一般会計補正予算(第4号)において、導入に係る予算を上程し、各施設にインターネット回線の敷設工事、予約システム用のパソコンの購入について3月に完了したところです。また、これらと並行しまして、現行の予約システムを今回導入する施設の状況に合わせ、カスタマイズの作業を進めてまいりました。 補正予算を上程いたしました昨年の12月の時点では、システムのカスタマイズは3カ月ほどで完了すると、システムを構築している業者と調整をしておりましたが、実際の作業を進めていく過程において、現在導入済みの施設と、新たに導入する施設とを1つのシステムにのせるカスタマイズには、さらに作業時間が必要ということになり、当初、本年4月に導入を図るという計画ではございましたが、その計画に遅れが発生してしまいました。 このカスタマイズについては、現在おおむね作業は完了いたしましたが、利用者への周知も図る必要もございますことから、これらを考慮いたしまして、本年7月から運用を開始いたします。現在、7月の利用開始に向け、広報紙やホームページで周知をするとともに、関係団体への案内文の送付や利用の方法、操作の説明については、各施設の窓口においても対応を図ってまいります。引き続きスムーズな導入が図られるよう進めてまいります。よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) ご答弁ありがとうございます。 やっと一本化されるということで、本当によかったなと思います。その中で、私もちらっと「広報さって」のほうは読ませていただいたんですが、そこには登録が多分必要になるかということで、大まかなことで結構ですので、登録の仕方、登録をすれば、あとはそれぞれの家庭からインターネットを使って予約ができると思いますので、その基本的な登録の仕方のところだけ教えていただければと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 教育部長。 ◎教育部長(杉田和洋) 今までは施設の予約受け付けをする際に、まずは紙台帳の上に空き状況の記録をし、申請書にご記入いただいて許可並びに料金の収受という流れでした。 今回パソコンで受け付け管理、あるいは料金の徴収のための領収書の発行等を全部していくわけですが、まずは各利用される方、おおむね公民館なんかにおきますと、9割方は定期利用の団体の方が多うございますが、それらの団体については、まず一度窓口において、その団体の登録をしていただきます。そこで資格という言い方は大変失礼な言い方なんですが、公民館を利用できる団体というのも規定がございますので、まずはその登録申請をしていただいて、まずは公民館をご利用いただける団体であるという確認をさせていただいた上で、パソコン上に各団体の情報を入力をさせていただきます。 それが完了いたしますと、利用者ID、利用者カードというものを発行させていただきまして、それぞれの団体にID番号とパソコンで予約ができるためのアクセスをするためのパスワードというのを付したものをお渡しするという過程がございます。一度それを登録をしていただきますと、例えばインターネットの場合は、その利用者IDとパスワードを入力することで、その一歩先へ進んでいきまして、具体的に何室をいつ借りるということの登録が完了できるというものです。 また、これが窓口においても、今までは申請書というものをきっちり書いていただきまして、それで申請の受け付け、お金の徴収ということをさせていただいたんですが、一度その利用者団体の登録が済んでいる方であれば、その団体のIDを言っていただいた上で、それがパソコン上で確認ができた時点で、申請書とか利用申請書等の記入をいただかなくても、もう電算の中に情報は全部処理されてますので、あとはご利用いただく日時、部屋だけを記して出していただければ、それですぐ登録というか、申請が完了となるものでございまして、一度だけ利用団体の登録というのを行っていただくという作業が発生してまいります。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) 1つ疑問ができちゃったんですが、というのは、コミュニティセンターとかで今予約するとき、カードというか持ってます。あれはどういうふうになるんですか。統一されるということは、今までのカードがどういうふうになるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 教育部長。 ◎教育部長(杉田和洋) 既にコミュニティセンターであるとか、アスカル幸手においては、同様に利用者申請書を申請いただいて、カードの登録を行ってございます。ただ、その施設によりまして、利用ができる団体とか、利用の目的というのが違ってくる場合がございます。例えば、アスカル幸手なんかの場合ですと、営利の利用であっても料金は違いが出てきますが、できますので、そういった形で一度その団体が、あるいはクラブが利用者登録を済んでいる方であっても、各公民館においては、もう一度確認だけさせていただきます。その団体が公民館でも利用していただける団体であれば、二重にカードをつくるというのはご不便をおかけしますので、今お持ちであれば、そのカードに権限を付すというか、アクセスできる先を増やすというか、という措置をさせていただいて、なるべくならば1枚のカードの中で1団体に1つのカードという形で今作業をしたいと考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) ということは、今持っているカードを確実に持っていて確認してもらうということが必要になるということでよろしいんですよね。統一していくには、そういったこともチェックしていかないと、無駄なことになってはしようがないので、確かにそういうことはありだなというふうに思いました。 本当に今回のことは、公民館の予約がとても便利になるということで、市民の皆様がどんどん公民館だったり公的施設を使っていただいて、地域コミュニティや、そして生涯学習などに活用されて、元気で100歳を目指す幸手市として、また元気のもととなる種まきの拠点というふうになればいいと思い、またそれを希望し、この質問は終わりです。ありがとうございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、2項目めの防災について、発言を許可いたします。 7番、本田謡子議員。    〔7番 本田謡子議員 質問席〕 ◆7番(本田謡子議員) 2項目めになります。防災について質問いたします。 まず、今回は避難ということについて改めてお伺いいたしたいと思います。 避難時に自力では避難できない方がいらっしゃいます。ここでは災害時要支援者と書きましたが、用語を調べてみますと、災害時要援護者というふうにも書いてあります。 さて、この災害時要援護者の人たちというのは、高齢者だったり、障がい者、乳幼児、妊婦、傷病者、日本語の理解が不自由な外国人など、災害時に自力で避難することが困難で、かつ災害について十分な情報を得られない人のことを言うということなんです。以前、私の一般質問でも、災害時要支援者個別計画を早く作成するように申し上げ、平成30年度末までにはという答弁をいただきました。 そこで、(1)災害時要支援者、またあるいは災害時要援護者の個別計画の進捗状況と、その活用方法をお伺いいたします。 また、避難場所と避難所において、どこまでが行政で、どこまでが地域や自主防災組織なのか、なかなか見えにくいところだと思います。それで改めて質問いたします。 (2)避難場所と避難所における行政と地域や自主防災組織の役割と責任などをお伺いいたします。お願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、2項目めの防災についてご答弁申し上げます。 まず、1点目の災害時要支援者の個別計画の進捗状況とその活用方法についてご答弁申し上げます。 この避難行動要支援者における個別計画の作成については、以前からご質問をいただいているところですが、平成31年2月に計画書に記載する内容を決定いたしまして、現在2名の方から計画書の提出をいただいております。これによって策定済みということになろうかと思います。 個別計画書については、危機管理防災課のほか、ウェルス幸手の社会福祉課と介護福祉課において配布しており、また、対象となられている方との面談の際や各種団体などへの防災講話等の機会を通じて周知を図っているところです。 また、この個別計画書において、避難支援者への情報の外部提供に同意いただきました方については、災害が発生した場合や発生のおそれがある場合に、いち早く避難行動に移れるよう、消防や警察のほか、民生委員や自治会、自主防災組織等、避難支援者に対し平常時から情報を提供してまいりたいと考えておりますことから、できる限り多くの皆様にご理解をいただき、ご提出いただきますよう努めてまいります。 次に、2点目の避難場所と避難所における行政と地域や自主防災組織の役割と責任などについてご答弁申し上げます。 まず、避難場所ですが、災害発生時に危険を回避するために一時的に避難するための場所で、主に小・中学校や公民館、公園などのオープンスペース部分が想定されております。市が指定する避難場所であれば、避難される方のご判断で避難していただくことができるということになります。 一方、避難所ですが、災害により避難生活を余儀なくされた場合に、一定期間避難生活を行う施設で、災害対策本部が状況を判断して場所を指定し、開設する建物です。避難所については、災害状況や避難所建物の安全性、ライフライン等の状況などを踏まえ、災害対策本部の判断、責任において開設いたしますことから、避難所に指定されている建物であっても、避難される方や地域の方のご判断で建物を利用することは難しいものと考えております。 なお、避難場所や避難所については、地域や自主防災組織、ボランティア、また避難をされた方々にも協力をいただかなければ運営していくことは難しいと思われます。とりわけ避難場所では、市が改めて開設することなく、皆様が自主的に避難される場所となりますことから、特に地域や自主防災組織の方にリーダーシップを発揮していただき、地域の方々の一時避難における安全の確保などにご協力をお願いしたいと考えております。 以上です。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) 今のご答弁の中で、災害時要援護者の個別計画のほうなんですが、2名の方がもう計画書の提出があり、策定済みというふうになったとおっしゃったんですが、一般的に考えると、これ私の前の質問でも、こういうふうに必要な方はどのぐらいいるかということをお伺いしたときに、4,000何百人というふうなお答えがあったと思うんです。そうすると、その中の2名ですよね。ということは、まだまだこれは始まったばかりだというふうに思うんですが、皆さんにこういうことを始めますよ、情報をいただけますよという周知はどのようになさっていたのかお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ご質問のありました名簿の登載者は4,231人いらっしゃいます。この個別計画については、情報の外部提供の同意をいただくことも項目の1つに入っておりますことから、障害者手帳をお持ちの方ですとか、介護認定を受けていらっしゃる方などにおかれましては、それぞれ担当課のほうで面談をしていただく際に、こういった計画書の策定についてご説明をさせていただきながら、同意をいただき、記載をお願いしているという状況です。また、単身世帯、高齢者のみ世帯、独居世帯等々については、今後の課題として、どのような形で周知し、ご登録していただくかというのは課題として検討しているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) 本当に地震が起こって2人しか救えなかったら大変な話になると思うんですが、この周知の仕方って、もういろんなことを考えるとなかなか動きがとれないのはよく分かるんですが、いろいろ調べてみたんですが、もう本当に堂々と市のホームページでこういうことを始めました、もし必要であれば連絡をしてくださいとか、こういう用紙がありますとか、どんどん出して受けられるような状況になっているところもあるようですので、本当に障害者手帳の更新とかいったときに説明を聞いて、その手続きをするというふうになると、まだまだ最後まで行くまでにはどんなに時間がかかることか。そして、そういった福祉関係の職員の方たちも、多分いろんなことで時間の制限がある中でいろんな説明をしなければならないので、それにプラスこの部分が入ると、とても大変な状況ではないかと思うんですが、もっと違った周知の仕方ということは考えていらっしゃらないんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) ただいまご質問にありましたように、広報紙や市のホームページの周知のほか、区長会や民生委員協議会への説明、各種団体における講話や防災訓練の場においても周知するとともに、地域の皆様でご不安をお持ちの方をご存じの方、地域の方が一番ご存じかと思いますが、そういった方々からも、こちらについて周知のお手伝いといいますか、していただきますとともに、私どものほうにそういった方がいらっしゃるよというようなご紹介をいただければ、私どもでご説明に上がるというような形もとっていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) 周知ってそんなに難しいのかなと。こういうことがありますというのは簡単に幾らでもお知らせすることはできると思うんですよね。もちろん幸手市と言ったら、ホームページ、ホームページといつでも出てきますし、ホームページはありますし、広報のほうでもあります。この状況で本当に必要な人には早くそのことを知らせて、手続きをいただくことが一番ベストなんではないかと思うんです。 実は、あるところからお話を伺ったものですから、それも今回話させていただければ、緑台のほうの地域の方たちは、地域の中で回覧を通して、そういった避難のときに支援が必要な方たちに対するアンケートをとっているという話を伺ったんですが、そこの細かいことについてご存じかどうか。そして、もしご存じであれば、詳しく教えていただければと思うんですが、よろしくお願いいたします。
    ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ご質問のありました幸手東武団地自治会のほうの自主防災会のほうですが、これは私どものほうでも先進的な取り組みとして、事例として、ぜひ他の地区でもご活用いただければというふうには考えているところですが、地域の皆様に回覧で、もし避難をされるときに何か不安なことはありますか、不安な方はいらっしゃいますかということで、みずから自治会のほうに申し出ていただくと。自治会のほうで、それらの方々のお名前、名簿を作成して管理をするというようなやり方をしているというふうに聞いております。各区、あちらは4つの区に分かれているかと思いますが、それぞれの区長が自分の区を受け持ち、そして自治会全体でその名簿を管理するというふうに聞いてございます。また、今後においては、この自主防災会のほうから、この登録された方々について、市のほうに個別計画の説明をし、つなげていただけるというようなことでお話を伺っているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 一般質問の途中ですが、ここで約10分間休憩をいたします。 △休憩 午後2時02分 △再開 午後2時12分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 引き続き一般質問を続けます。 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) 本当に緑台の自治会だったり、自主防災組織の方たちはすごいなと私思いました。私どものほうも、香日向でも自主防災組織頑張っているんですが、もう先立ってこういった情報を集め始めたということはすごいなと。そして、こういった情報を地域で持てば、お役所のほうと照らし合わせて、もうどんどん個人計画が進むんだよねと思うんです。そうすると、その大切な地域の自主防災組織だったりするものが、この幸手市の全体で今、自主防災組織率どのぐらいになっているかお伺いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちら現在の自主防災組織の組織率ですが、本年5月1日現在で組織率61.5%になってございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) ということは、この61.5%の組織率をうまく生かして、それぞれの組織のほうでそういった避難要支援の方たちのアンケートをとったら、まず全体で6割ぐらいの状況が見えてくるということになると思うんです。だから、今一番考えなければいけないのは、行政がやることと、私たち市民だったり、自治会だったり、そういう単位でやることというのをはっきり示していくことが必要なのかなと思うんです。本当に行政の人数だけで全部やれなんて言っても、本当に無理ですし、今この担当になっている方々も、多分今日々の仕事で精いっぱいで、なかなかそこまで手が回らないのが現状だと思うんです。 だからこそ、こういった情報をもっとほかの自主防災組織の方々にも、こういうことが始まりましたよという情報が行くと、じゃ私たちも頑張らなきゃというふうないい効果をもたらすんではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今、ご質問にありましたように、全て私ども行政のほうで賄おうとすると、なかなか進捗しないというのが実情です。こういったところに、今ご質問にもありましたとおり、組織されております自主防災組織の皆様方のお力をぜひともおかりしたいというふうには考えているところでございまして、今ご質問にありましたように、こういった方々の先進事例等をご紹介するような自主防災組織の方たちのネットワークづくりもしていくことが必要だというふうには考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) それと、これにかかわるのに個人情報というものがございますから、どうしてもお役所のほうでは、前にも手挙げ方式という話をなさったとおりに、相手側が承諾しないと、このことはほかの方にお伝えすることもできないのが当たり前だと思いますし、私の一般質問のときに、こういうときどうするんですかという話をしたときに、当時の部長は、いや、そういう災害が起きたら、こちらにそういう情報いっぱいあるから、それはちゃんとお渡ししますよと言われて、ああそうなのかと思ったんですが、よく考えましたら、そういうことがあればお出しできますが、じゃその前に、そういうことに対しての準備をするにはお出しすることができないということに気がついたんですよ。 ですから、そういった状況を踏まえて、もっと私たちが自分の命は自分で守り、そして地域の命は地域で守るというところの原点に戻って、こういった情報を地域でしっかりと持たなければいけないんだなというふうに思いました。そこには個人情報ということで、地域で扱うときもとても大変な状況になるのかなというふうに思うんですが、その個人情報については、市としてはどういうふうにアドバイスなさっていらっしゃるんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ありましたように、避難者の名簿については、災害時においては無条件で提出はできますが、それ以外にあっては、なかなかご本人の同意がない場合にはご提供できないというのが実情です。 いかにこの皆様方からご同意をいただくかというのが課題ではございますが、これは平時の地域の中でのコミュニケーションというのが非常に重要になってまいりますので、地域の自治会の皆様や自主防災組織の皆様方から情報を私どもにもいただきますし、また、地域の皆様方にも地域の中でお住まいの避難するときに支援の必要な方々等々とコミュニケーションをとっていただきながら、それらの方々からご同意をいただく、了解をいただくというようなことをしてご協力いただければというふうには考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) 本当に個別計画、それぞれの方によって状況が違うということは大変なんだなというふうに思います。私のほうも、その個別計画書のほうを見せていただいたんですが、その中で、この情報で何かあったときに助けてくれるという、どこの誰々さんが助けてくれますというふうに明示できることもありますが、できない人もいらっしゃるわけですよね。そうすると、そこを多分地域の方々だったり、民生委員だったり、手分けしていくようになるかと思うんですが、そのときにも訓練って必要なんでしょうね。実は、その方たちにとって、何か起こって突然来られても、パニックになってますから、ふだんからある程度顔が見える人だったら、ああ、この人だったら行けるなと思いますが、突然知らない人が来たら、本当にどうしていいのか分からない状況になると思うので、そういった先々なんですが、マッチングさせるための仲介というのもとても必要なことになるかと思うんですね。 もちろん、その前にはこの個別計画書がそれなりに来ないと話にはならないのかもしれませんが、ただ、来ている中には、ちゃんともうそれぞれにそういうときには誰々さんが来ますよ、1人では負担が重過ぎますから、何人か知っている方たちがそこに入ってくれれば一番いいのかなというふうに思いますので、そういった計画書が出て、もうどんどんそういうことを考えてやっていかないと、最後大変になるのかなというふうに思います。 本当に何がいつどこで起こっても、一番問題は避難するときの弱者ですから、早くその対応をしていかなければならない。そのために弱者となり得る方たちに早くこの情報を伝えて、個別計画書をつくりましょうと。その声かけは大切だと思いますし、今多分話している4,000数名というのは、障がいを持った方とか、本当を言えばもっと75歳以上のひとり住まいの方とか、また、そのとき妊婦さんだったり、本当に小さい赤ちゃんだったりする方たちも入ってくるわけですから、こういうことがあるときはここに問い合わせすればいいというのが何か分かるような窓口をもっと明らかにすべきではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 確かに、名簿に登載された方のみがこちらの個別計画の存在を知っているだけでは、これは話になりませんし、それをまた地域の方々がそういった方々に、こういうのもあるよというような形でご説明していただくことも大事かと思います。そういったことで、組織というんでしょうか、その仕組みづくりをきちっとしたものを考えていきたいというふうには考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) じゃ、それと同じように、そういうふうないろいろな方に対しての周知方法の中に、それぞれの地区の区長たちの集まりだったり、またはその地区に行ったときの自主防災の方たちとかに必ずお話ししていただきたいですし、そこにはぱっと見て分かるようなパンフレットをつくっていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) ご説明用の資料、今後作成していきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) ありがとうございます。 あとそれから、実はこの防災について、もう一つお伺いしたかったことがございまして、本当につい最近なんですが、5月29日に政府のほうから、こういう災害に向けての警戒レベル5段階ということで、多分皆様も新聞とかテレビでもご覧になったかと思うんですが、そういったものが明らかにされるようにということで、政府のほうから出たものなんですが、何かあったときに警戒レベル幾つでどうすればいいのか、私たちはどうしたらいいかというところをまだまだ多分ご存じでない方のほうが多いと思うので、なるべく早くその件についても、皆様に周知するように何か策を考えていただきたいということと、あとそれから、防災無線のほうでもうまく使って、このことについては、普通の聞きなれたものではなく、このレベルでこうだよというのがすぐ分かるような、音的なことで皆様にすぐ分かるような仕組みとかやり方を考えなければいけないと思うんですが、これから先どういうふうに対策を練っていかれるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ありました5月29日からの警報ですが、気象庁の発表がこの5月29日から5段階のレベルで発表されるというようなふうに聞いてございます。この場合、3の場合は高齢者の方ですとかが避難準備というような、ある程度レベルによって内容が分かれてくるものというふうに考えております。 これらの制度について、まだまだご存じない方も多数いらっしゃいますことから、これも大変あれですが、広報紙やホームページ、またさまざまな機会、防災の講話、また各種団体でのご説明をさせていただく際に、これらもあわせてご説明をさせていただきながら、周知を図っていきたいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 7番、本田謡子議員。 ◆7番(本田謡子議員) 本当にいろんなことを周知することがたくさんあって申しわけないんですが、皆さんの命を守るためにもこういったことは1つずつお伝えいただけるように、そしてホームページとか、広報紙とか、いろんな手段がございますので、ぜひ一歩でも二歩でも進んでいきますようにご協力いただければと。担当課の本当に大変なのはよく分かりますが、私たちも一般市民の中で協力したいという人たちがたくさんいると思いますので、ぜひそういった声かけも必要ですし、一緒に前向きに進んでいければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、7番、本田謡子議員の一般質問を終わります。 次に、2番、坂本達夫議員の発言を許可いたします。 なお、パネルの使用が求められておりますので、これを許可します。 1項目め、洪水対策について、なお、質問席にてお願いいたします。 2番、坂本達夫議員。    〔2番 坂本達夫議員 質問席〕 ◆2番(坂本達夫議員) 2番、坂本達夫です。 ただいま許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず1項目め、洪水対策について。 長倉地区には大中落と中落という川が流れております。駅のところで名称を変えて倉松川となります。この2つの川は、大雨が降ると水があふれ、そこに住む市民の生活は困難なものとなります。幸手市は平成30年度、洪水問題を解消するために水害対策シミュレーションを実施してくれました。 そこで、次の項目を伺います。 (1)昨年度実施した水害対策シミュレーションの目的、契約金額、相手先を伺います。 (2)水害対策シミュレーションの結果はどうなったかを伺います。 (3)水害対策シミュレーションの結果に基づき、具体的に何をやるかを伺います。 (4)昨年8月4日に行われた長倉地区出水問題対策会議において、幸手市はシミュレーションの結果を踏まえて葛西用水土地改良区に対し、中落の水を葛西用水へ緊急放水する交渉を行うと言ってました。その交渉の日程はいつかを伺います。 (5)下水道事業調整会議において、内水問題解決のため、葛西用水への放水実現の協議を行ってほしいと私は思っておりますが、その実現の可能性を伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) それでは、洪水問題のご質問のうち、1点目から4点目まで建設経済部のほうからお答えさせていただきます。 それでは、洪水対策についての1点目、昨年度実施した水害対策シミュレーションの目的、契約金額、相手先についてご答弁申し上げます。 本シミュレーション業務委託は、大中落、中落流域概略氾濫シミュレーション業務委託として、民間コンサルタントへ業務委託の発注を行ったものでございまして、業務の目的は準用河川大中落、中落の流域において、既存の資料をもとに浸水状況をコンピュータソフトによりシミュレーションを行い、調節池の必要性の有無などについて検討する目的の業務委託です。 本業務委託契約の契約金額は907万2,000円で、相手方は株式会社パスコ埼玉支店です。 また、今回の業務委託では、久喜市内での浸水状況をシミュレーションしながら調節池の検討を実施することから、久喜市と業務委託実施に関しての負担協定を締結し、共同で行ったものです。 続きまして、2点目の水害対策シミュレーションの結果についてご答弁申し上げます。 まず、今回シミュレーションを行う上での設定条件といたしまして、下流となる一級河川倉松川の未改修区間で国道4号から県道幸手・久喜線付近の起点までの河川改修が完了したことを前提条件とし、また、降雨の程度については、埼玉県中川・綾瀬川ブロック河川整備計画で使用している2日間で217ミリメートルの大雨が降った場合の雨量を用いて、中5丁目地内の浸水状況、また、久喜市東鷲宮駅周辺の浸水状況のシミュレーションを行ったものです。 現在、シミュレーション結果をもとにどのような対策を行うのか、市内部で検討し、また関係機関とも協議を行っているところですので、市としての対応と関係機関との協議がまとまり次第、さきのご質問の3番議員からの倉松川流域のポンプ増強検討業務委託のシミュレーション結果とともにあわせまして、7月をめどに議員全員協議会等の機会を議長にいただくようお願いいたしまして、議会へ報告をさせていただきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、3点目の水害対策シミュレーションの結果に基づき、具体的に何をやるかについてのご質問にご答弁申し上げます。 先ほど2点目でも申し上げましたが、シミュレーション結果をもとにどのような対策を行うのか、現在、市内部で検討し、また、関係機関とも協議を行っているところですので、協議がまとまり次第、議会へご報告させていただきたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、4点目、シミュレーション結果を踏まえ、葛西用水土地改良区に中落の水を葛西用水へ緊急放水する交渉の日程についてご答弁申し上げます。 先ほどから申し上げておりますが、シミュレーション結果をもとにどのような対応を行うか、現在検討し、また関係機関とも協議を行っているところですので、協議がまとまり次第、土地改良区と協議をしてまいりたいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 水道部長。 ◎水道部長(小川昭行) それでは、5点目の下水道事業調整会議において、内水問題解決のため葛西用水への放水実現のための協議を行ってほしいが、その実現の可能性について、私のほうからご答弁申し上げます。 幸手市では、埼玉県と河川下水道事業調整協議会を設置し、幸手市の浸水被害を軽減するための方策等に関して検討協議を続けているところでもございます。この協議会は、埼玉県と幸手市が連携して、河川及び下水道の整備をより効果的に実現できるように、河川と下水道の事業間の調整を行うことを目的とし、埼玉県側が河川砂防課、杉戸県土整備事務所、総合治水事務所、下水道事業課、市側といたしましては、道路河川線、下水道課で構成されております。 一方、葛西用水は葛西用水路土地改良区が管理者であり、南1丁目地先の琵琶溜井から中郷用水、南側用水に分水し、幸手市、杉戸町へ農業用水を供給しており、その運営費用に供給先の農家から賦課金を徴しております。 このようなことから、賦課金が関係する農業用水への排水は、施設管理者及び多くの用水受給者、農家の皆様方のご理解が必要となることが考えられますので、このことよりも先んじて協議会内で葛西用水の放水について協議することは、協議会の設置目的と隔たりがございますので、葛西用水への放水可能性について協議会で協議することはできないところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 再質問をさせていただきます。 先ほどのシミュレーションの目的の中には、調節池の必要性というようなお話がございましたが、7月ごろを目安として報告していただく中に、調節池がどうのこうのというお話は入ってくるんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) それらも含めまして、今後検討させていただきたいと考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 今6月で、もうすぐ7月なんですが、それも含めましてというか、目的は調節池をつくる目的だというようなお話だったので、それは当然私は入ってくるのだと思うんですが、これから検討されるんですか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 当然シミュレーションの中に調節池を設けた場合のシミュレーションも行ってございます。それらを含めて、今後、市としてどのような対応が一番この対策としてふさわしいのかというものを市内部で検討し、決定してご報告のほうをさせていただければと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 今6月なので、7月のいつになるのか分かりませんが、ちゃんとした方針でその辺のことを説明していただければと思っております。 それで、葛西用水路土地改良区とのほうについては、日程交渉は7月が過ぎてからというような理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) まずはシミュレーションの結果に基づきまして、その検討を行い、その後のことは議会の皆様にご報告した後に、葛西用水路土地改良区のほうへの協議の申し入れをさせていただければと思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 本当は3月にシミュレーションの結果が出たということだと思うんですが、それから7月までにかかってしまうというようなことであれば、もうちょっと早くやっていただけないかなというふうに私は思うんですが、今6月ですから、7月はもうすぐだと言えばもうすぐなので、極力早くやっていただきたいと思います。 質問を続けさせていただきます。 シミュレーションが実施されまして、それに基づいた結果に取り組むというようなことだと思うんですが、取り組んだ結果、うまくどれだけ改善されるのか、その辺の自信というか、心づもりはいかがなものでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) その対策を講じて何らかの効果が生まれないということはないと想定してございますので、効果が出るような検討結果にさせていただければと思っているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 水問題はもう今まで長い間やってきたもので、今回シミュレーション、900万円かけて、それから具体的に調節池をつくって、それから効果が発揮されるというような手順かなと思うんですが、そのためにはまだまだあれですか、何年ぐらい先になるとかという、その辺の見通しというようなのは考えられてますか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 大変恐縮いたしますが、それも含めまして、現在市と関係機関等で協議しておりますので、協議が整い次第、皆様にご報告させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 今まで洪水対策を市のほうでもやってくれてはいたと思うんですね。ただ、その効果が余りあらわれてないんですよね。だから、また協議をやってどうなるかなというふうな不安はあるんですが、今までの調査とは違って、今回はこうなんだというふうな、そういう自信のようなところはございますでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 大変恐縮ですが、そのシミュレーション結果に基づいてどうなるかというものについては、再三申し上げてございますが、今現在、市の中で検討し、また関係機関とも協議しているところですので、もうしばらく、7月までに何らかの時間を議長にお願いし、頂戴し、設けさせていただきたいと考えておりますので、それまでよろしくお願いいたします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 私、関心を持ってご報告をさせていただくのを見ておりますので、よろしくご指導いただきたいと思っております。 引き続いてよろしいですか。 ○議長(宮杉勝男議員) はい、どうぞ。 ◆2番(坂本達夫議員) 下水道調整会議についてなんですが、倉松川は幸手市から杉戸町、そして春日部市に流れ、中川に合流しています。途中に大島新田調節池があったり、また、首都圏外郭放水路ともつながっています。洪水問題というのは、河川の問題であって、広域の問題であると。ですから、私、幸手市がみんなやれというふうなことではなくて、これは広域の問題なんだから、できる限り、可能な限り、県がかかわる、あるいは国がかかわるというようなことであれば、幸手市の洪水問題は皆さんのみんなの問題なんですよということを主張しないといけないと思ってるんですね。 そういうような観点から、河川下水道事業調整協議会、これは賦課金がどうのこうのというふうなお話がありましたが、これは幸手市と埼玉県で構成されていて、その任務の中にも浸水被害軽減に向けた連携方策の検討というのはあるんですね。これは、ですから浸水を軽減させるんだということも目的に入っておりますから、そこを突破口に私は中落の水を葛西用水へ。かなり深刻な問題なので、その水を倉松川だけに流すというようなことにも限界があると思うんで、それはほかへ流せるんであれば、浸水を少しでも減らそうというような、そういう意識があるならば、葛西用水もこれはその視野だなというふうに思っているんですが、突然市長に振っちゃって申しわけなんですが、私はいろんなところに洪水問題は関係するんですよ。幸手市だけじゃなくて、葛西用水にも関係するんですよ、県にも国にも関係してもらいたいんですよというようなことを願うわけなんですが、この河川下水道事業調整協議会に協議として入れていくというようなことについてのお考えをいただけますでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 葛西用水の協議会かな、私も一度お伺いさせていただきました。ただ、そのときにこちらの内水排水の件という話とか議題はなかったものですから、ただ参加させていただきましたが、出席させていただきました。 それと今、坂本達夫議員が前から中5丁目地区の水問題に熱心に真剣に、死活問題だということで、いろいろ意見なり要望等を出していただいているのは十分私も認識してます。ただ、先ほど坂本達夫議員がおっしゃったように、そこだけの問題じゃないんですよね。その地域全体なんですよ。ですから、今言っているように、じゃ幸手市の例えば中5丁目地区だけの水を葛西用水に流せばいいという問題では解決できない部分がありまして、そういった面で、先ほど来部長が答弁してますように、もっともっと広域的に考えていく。それに水が流れないようにするための対策とか、そのエリアとしての対策とかということを今シミュレーションの中で7月の後半あたりには皆さんにお示しできるという部長答弁ありましたので、その間しばらくご理解いただければというふうに思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) 水道部長。 ◎水道部長(小川昭行) 河川下水道事業調整協議会のほうに葛西用水の関係について議題として上げてほしいということですが、河川下水道事業調整協議会で検討された河川事業とか下水道事業については、その連携施策に関しては、国の「100mm/h安心プラン」への登録することを目指しているところです。このプランの登録された河川事業と下水道事業については、国庫補助の重点配分事業となりまして、より有利な補助金配当が見込まれるところでございまして、このような事業の財源を担保して事業実現の可能性を高めるようにすることもこの協議会の設置目的の1つです。 そのようなことから、どうしても河川事業、下水道事業に特化した事業選択が必然的に多くなってくるところですし、国庫補助事業対象というのは、あくまでも「100mm/h安心プラン」に登載されました河川事業と下水道事業が連携することで、効果的に浸水被害を軽減させる施策に限られているということから、このプランに乗らない葛西用水への放水可能性ということについて、河川下水道事業調整協議会で話をするというのがなかなか難しい。これはどちらかといえば、葛西用水への排水については、幸手市独自の事業となってしまうということが考えられますので、そう考えますと、この協議会ではなくて、別の機会にこういった話をすることが適切なのではないかなというふうには考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 中落の問題は、葛西用水へ流すということは、幸手市の問題になっちゃうというようなお話だったんですが、私はそういうふうに考えてなくて、中落の水は倉松川に流れて、それからずっと杉戸町のほうに流れていきますので、これら幸手市だけの問題ではなくて、倉松川の問題で、流域の問題、広域の問題だと私は思っておりますので、そういう認識を私はとっております。 それから、先ほども申し上げましたとおり、洪水の問題は幸手市だけでやるんではない。どこでももう一緒になってやらなければいけない。市長もそういうふうにおっしゃってましたので、それはいろんなところを巻き込んで、それで解決していくと、そういうような視点に立って、今までの考え方を変えて取り組む必要があるのかなというふうに私は思っておりますが、また、今答弁を求めても申しわけないので、一応私はそんなふうに思っております。答弁やっていただけますか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 水道部長。 ◎水道部長(小川昭行) 河川下水道事業調整協議会の前段で、県の担当者を交えた担当者会議もございます。そこで意見を求めるということは可能だというふうには思います。ただ、どちらにしても、先ほども申し上げました構成でこの協議会の担当者会議も設けておりますので、県のほうの担当者に、要するに河川担当者、また下水道担当者のほうにこういったご意見等も出ているんだがというようなお話をさせていただくことは可能ですが、結果的に県の下水道担当者もその後、農政担当部局のほうに話を伝えるという形になって、結果的に直接交渉する場がないものですから、非常に直接言える場ということであれば、別の機会のほうがいいのかなというふうに私どもでは考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 可能な限りで、できるだけ問題をいろんな部門に訴えてお願いしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、2項目めの幸手市役所入り口交差点の右折禁止解除について発言を許可いたします。 2番、坂本達夫議員。    〔2番 坂本達夫議員 質問席〕 ◆2番(坂本達夫議員) 2項目めについて伺います。 大正新道をまち中に向かい進みますと荒宿交差点があります。この先の国道4号線の市役所入り口交差点が右折禁止になっているため、どうしても荒宿交差点を右折しようとする車もあり、ここで渋滞が発生しています。 今回は市役所入り口交差点の右折禁止解除について質問します。 1点目、右折禁止を解除するための具体的な手順を時系列的に伺います。 (2)現在行っている手順の内容を伺います。 (3)平成29年12月議会の一般質問に対して、建設経済部長の答弁の中に、現況交通量調査という言葉がありました。これはどんな調査かを伺います。 4点目、右折禁止が解除される具体的な日程を伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) それでは、2項目めの幸手市役所入り口交差点の右折禁止解除について順次ご答弁申し上げます。 まず、1点目の右折禁止を解除するための具体的な基準についてご答弁申し上げます。 右折禁止を解除するための手順といたしまして、現在考えてございますのは、まず交通量調査というものを警察のほうで提案がございますので、それを行い、その結果をもとに警察と協議をし、交差点改良の方法や用地買収が必要な場合のその範囲などを含めた交差点の設計を行い、必要があれば用地買収、そして交差点内の改良工事の実施に至るものと考えてございます。 続きまして、2点目の現在行っている手順の内容についてご答弁申し上げます。 右折禁止の解除に向けましては、これまで平成29年11月に行った埼玉県警本部及び幸手警察署の担当者との打ち合わせ内容をもとに、業務に詳しいコンサルタント会社に参考に話を聞いたところ、必要とされる調査方法を工夫することができるのではないかという提案等がございました。そして、内部でそのコンサルタントへ提案する中身について検討しているところです。 具体的には、警察から示された交通量推計は、その範囲や方法により経費が変わってまいりますので、必要最小限の範囲と方法でできないかと考えているところです。現在はこのことについて再度警察と協議を行うための調節をしているところです。 続きまして、3点目、現況交通量調査についてご答弁申し上げます。 この調査は、現在、荒宿方面からの右折が禁止されている国道4号線幸手市役所入り口交差点が右折可能となった場合に、どれだけの車両が右折するかを推計するためのものです。この現況交通量調査の結果をもとに、右折可能となった際の交通量を推計することで、交差点の形状を検討することとなるものです。 続きまして、4点目、右折禁止が解除される具体的な日程についてご答弁申し上げます。 右折禁止の解除に向けては、現在、警察担当者と交通量調査の方法について協議をしているところですが、交通量調査に係る委託料や交通量調査の結果によっては、用地買収や改良工事費が必要になるので、慎重に検討しているところです。したがいまして、現時点では具体的なスケジュールはお示しできないものですので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) ありがとうございました。 交通量調査をまずやるんだというお話です。交通量調査そのものがどういうものであるかというようなことが何かはっきりしてないような答弁だったんですが、そういうことで私は理解してよろしいでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) まず、警察本部のほうから交通量調査というご提案がありました。この右折禁止解除のご相談をさせていただいたときにですね。その交通量調査の範囲なんですが、市役所入り口の交差点だけの調査であるのか、あるいは市全体、広域的な調査であるのかというふうな、その調査の対象を捉えることで随分経費等が変わってくると。埼玉県警本部のほうでは、市全域の調査を行ったほうが、より今後の応用がきくのではないかということで、全域的な調査を行ったほうがよいのではないかというふうなご提案をいただいているところです。ただ、当初予定したのは、交差点の交通量調査というふうなことで、極めて範囲を狭めたものを想定したところで、そういった2つの調査の対象があるというふうなことで考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 部長に交通量調査はどこからどこの範囲を調査するんですかというようなことを一度お邪魔して聞きに行ったことがあったんですが、余りはっきりしてなかったというような答え方だったと思うんですね。 それで、私この質問をする前に、幸手警察署に行きまして、この交通量調査というのはどこからどこまでの範囲内で、どんなふうに調査すればいいのか教えていただけますかというふうなことを聞きに行ったんですね。そうしたら、向こうもそれはこうだというふうなことは言ってないんですね。言ってないんだが、それだといつになってもこちらではよく分からないし、警察のほうも余りはっきりしたことを言わなかったものですから、これはどこからどこまでの範囲内でどんな調査をするのか、詰めないといけないのかなと、そういう印象を受けまして、これは市役所のほうから、余りお金をかけるような調査はできないと思うんですね。今の財政難ですし。お金はかけないで、警察の望むような調査はどこからどこまでの範囲なのか。あそこの市役所入り口のところで何台並ぶとか、それはその手前で車が何台右へ曲がっちゃうとかというような調査だと思うので、どこからどこまでを調査すればいいのか決めないといけない。 決めて、お金をかけないで調査をやると、そういうような交渉を警察とやらないと前へ進まないと私は思うんです。コンサルタントに聞くとかというのは、その後だと思うんですね。こういう調査の範囲内だと、それはコンサルタントはどういうふうに調査すればいいか、その後。ですから、まずは必要最小限の調査を警察と合意をすること、これが一番じゃないかなと私は思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 私のほうも、これは幸手警察署との話ですが、交通課と相談させていただいたところですが、右折禁止を解除するには、何か客観的な資料を警察のほうも求めているということで、それは交通量調査ということであがってきているところです。話をしていく中で、交通量調査以外の何か客観的な資料というものが可能なのであれば、そういったものをまずたたき台として協議の中に出していくということも、場合によっては可能なのかなというふうな感じもありましたので、今後、交通量調査というものも含めまして、またあるいは交通量調査以外の何らかの客観的な根拠づくり、資料づくりというものを含めて相談をさせていただければと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 交通量調査というのは、話が出たのは平成29年11月ということなので、1年と半年かかっちゃった。1年と半年かかって、早い話が全然前に進んでないというようなことなので、これは内容を詰めていつまでにやるんだというような気持ちでやらないと仕事は進まないと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 市のほうから、この右折禁止解除の方法について、どのような客観的な資料を警察のほうで求めているのかというものをたたき台をつくりながら、何らかの可能なものができ上がりましたら、それをもとに協議を進めさせていただければと考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 警察には無駄なことはやってもしようがないと思いますから、必要最小限のものをやりましょう。それ以上求めてきたら、それはできませんと言ったほうが私はいいと思うんですね。それはできないのをやろうとすると何年もかかっちゃいますから。これは期限を定めてやるんだと、警察に対しても強い立場で、市民を代表する立場ではっきりと言って対処していただきたいと私は思います。いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 私も費用をかけずに右折禁止というものが解除になるのがいいかなと思いますが、ある程度の安全対策等も考慮しながら、費用をかけずに右折禁止の解除に向けていきたいと考えてございますので、よろしくお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) また市長にお伺いするんですが、右折禁止は市長のほうでも、これは解除したほうがいいんじゃないかということをたびたびおっしゃっていると思うので、これは多くの市民が関心を寄せている内容です。スピード感を持って対処するよう、部下を指導していただきたいと思いますが、ご意見をいただきます。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 早急に協議をさせます。 ○議長(宮杉勝男議員) 一般質問の途中ですが、ここで約10分間休憩をいたします。
    △休憩 午後3時01分 △再開 午後3時11分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を続けます。 3項目めの幸手駅西口活性化について発言を許可いたします。 2番、坂本達夫議員。    〔2番 坂本達夫議員 質問席〕 ◆2番(坂本達夫議員) それでは、3項目め、幸手駅西口の活性化について質問させていただきます。 我々東武鉄道の西側に住む市民の悲願であった幸手駅西口が3月に開設されました。市長には感謝申し上げます。ありがとうございます。 市民は西口に期待と関心を寄せております。しかし、開設後2カ月が経過しましたが、駅前には何もない。西口開設には多額の金額を投じましたが、西口の使い方が悪いと。実にもったいないお話です。市民が西口ができて便利になったと実感するよう対処願いたいと思います。それで、次の4点を伺います。 (1)幸手駅西口から久喜駅に行くバス路線の実現について伺います。運行予定日、経路、料金、本数、バス停等です。 (2)バス路線早期実現のためには、幸橋経由--これは久喜新道経由ですかね--であると思いますが、市長の考え方を伺います。 (3)駐輪場、これは屋根つきの確保のため、具体的には久喜市では公益財団法人を活用しています。土地を市が確保すれば、建物の建設、運営をこの公益財団法人がやってくれております。市は駐輪場についてどう考えているのかを伺います。 (4)中5丁目から駅西口に向かうには、旧杉田パーマ店の脇を通り、久喜新道を横断すると。この信号が手押し式で不便です。改善する考えはないのか伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、3項目めの幸手駅西口の活性化について順次ご答弁申し上げます。 まず、1点目の幸手駅西口から久喜駅に行くバス路線の実現についてですが、これまで事業者である朝日自動車株式会社と幸手駅西口への路線バスの乗り入れについて協議を行ってまいりました。朝日自動車株式会社からは西口への乗り入れについて前向きにご検討いただいているところですが、現時点で運行予定日、経路、料金、本数、バス停等の詳細については、まだ決まっておりません。 続きまして、3点目の駐輪場(屋根つき)確保のために近隣市では公益財団法人を活用しているということでのご質問ですが、屋根つきの駐輪場確保のため公益財団法人の活用ということですが、民間事業者や公益法人が経営するためには、採算等を考えれば、駅に近いということが必要かと考えます。しかしながら、区画整理事業地内には市として駐輪場を設置するための土地がございません。このため、自転車で西口を利用される方のために、駅から若干離れておりますが、事業地外にございます幸手市土地開発公社が所有する土地に、屋根はついておりませんが、平成31年3月17日から市が仮設の無料自転車駐輪場を開設したところです。 次に、4点目の中5丁目から駅西口へ向かうには旧杉田パーマ店の脇を通り、久喜新道を横断すると。この信号が手押し式で不便である。改善する考えはないかについてご答弁申し上げます。 当該箇所の信号機の設置については、長倉地区からも区長の方々から同様のご要望を受け、窓口となる幸手警察署と現地確認を行いましたが、その結果、現地道路幅員や交通量などから、平成27年12月28日付、警察庁交通局長通達、信号機設置の指針というものがございますが、これに合致せず、信号機の設置について現状では難しいとの回答を得ております。 信号機の設置については、公安委員会の所管であり、県道の拡幅や交差点の改良については埼玉県の所管となりますことから、市といたしましては、引き続き関係機関に対して地元の皆様の要望を伝えてまいりたいと考えてございます。 ○議長(宮杉勝男議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 私は2点目のバス路線早期実現のためには幸橋経由であると思うが、市長の考えを伺うについてご答弁申し上げます。 朝日自動車株式会社との協議の際に、当初は幸橋を経由して県道幸手・久喜線から9-1号線に入り、幸手駅西口に向かうバスルートを提案いたしましたが、県道幸手・久喜線は道幅が狭いなどの理由から難しいという回答がございました。このため、早期に西口まで乗り入れていただくルートとして葛西用水路にかかる弁天橋を経由するルートを協議しているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 市長のお答えなんですが、県道の幸手・久喜線、これは9メートルの幅であるというふうに思っております。この道は今も朝日バスが路線を確保して運行をしております。ですから、これはバスが通れる道であると私は思っております。 そういうようなこと、それから、市民は何を望んでいるかというと、西口が便利になったなと、これを望んでいるんです。本当は開設された3月にもうバスが走りますよ、走ってますよということであれば、もっと活気がついたのではないかと思うんですね。それが今の久喜新道ではなくて弁天橋というふうなことになっちゃいますと、時間がずれちゃう。これはイベントとしてそういう盛り上がりを欠くような、そういうようなことになっちゃいますので、道幅が狭いというようなことを言ったとしても、9メートルあって、今もバス路線がありますよ。そんなにスピード出して運行してくれと言っているわけではない。そういうようなことから、多くの市民が早期のバス路線開設を望んでいるわけですから、向こうが狭いからこっちの道はだめだよと言われても、そんなことはない、ちゃんとやってくれよというふうな、そういう立場で物事の交渉は市民の思いを持って交渉に臨まなければいけないというふうに思いますが、いま一度ご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) このバス路線については、西口の開設の1年以上も前から朝日自動車株式会社とは協議をさせていただいているところです。また、幸橋経由で久喜新道を通るルートを最初は提案したということで、市長もご答弁差し上げましたが、これについては私どももいろいろお話を聞きまして、久喜新道、確かに1日1便ではございますが、路線バスは通ってございます。しかしながら、これは直進して踏切を渡るというルートですので、これが9-1号線を右折する際の道幅、また、9-1号線から久喜方面へ出る際の左折の際の道幅で幅員がとれていないということから、この路線については難しいという回答を得たところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 決まりきった答えからすれば、言われれば幅員が、道幅が狭いとか、そういうことであれば、そこを広げるとか工夫をしないといけないと思うんですよね。どういうことかというと、西口を活性化させるんだというような気持ちがどこまであるのか。言われたから、じゃそうしましょうかというようなことではなくて、使命感を持って臨んでいただくと、そういうような気持ちが必要だと思います。いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 朝日自動車株式会社とは何度となく協議してきたんですが、昨日も朝日自動車株式会社の役員の方が見えて、私のほうもいろいろ話をさせていただきました。坂本達夫議員がおっしゃる今のルートの部分ですが、それも重々向こうは向こうとして、会社として検討していただいてますし、安全性を考えたときにはそちらのルートだということもお聞きしてますので、ですから、そこのところを曲がって行くと、先ほど市民生活部長が話しましたように、右折、左折の部分で問題があるということです。 それと、坂本達夫議員が、西口があきました。そこで急にあれもこれも全部できるというわけになかなかいかない、そういう準備はしてますので、ですから、それはご理解いただきたいと。西口があきました。その駅前にいろんなものができて、バスが張りついてと、同時にできるとかという、それは理想ですし、それに向かって私たちも取り組んでいるんですが、そういった時間的なものは多少かかってしまうことはご理解いただきたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今、市長のほうからもご答弁いただきましたが、西口にバスを乗り入れていただくということは、これは市のほうでも大きな課題としてこれまでも取り組んできたところです。そして、朝日自動車株式会社との協議の中で、弁天橋のほうから入って、現在の工事用の区画道路から暫定道路を通っての西口であれば可能性はあるということから、市では今年度、弁天橋から杉戸・幸手・栗橋線の一部の部分、これを工事をして早期に開設していただくということで、そちらの工事を優先して行うための予算措置をさせていただいたところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 弁天橋のほうは、それではいつごろからバスが運行されるみたいな見通しは立ててあるのでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 私どもといたしましては、おおむね8月ぐらいから工事に着工して、年内に道路工事の完成を見るという予定で進めております。このことについては、朝日自動車株式会社にも伝えてございます。ただし、朝日自動車株式会社のほうで今度はダイヤ改正等々の話が出てまいりますので、こればかりは朝日自動車株式会社のほうにお任せするしかないんですが、早期に、私どもは年内に完成しますので、できるだけ完成後速やかに通していただきたいということでは何度もお願いしているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 傍聴人に申し上げます。静粛に願います。 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 市民は早くバスが運行することを願っているので、いろんな状況、事情はあるとは思いますが、そういうものを乗り越えて一日でも早くバス路線を確保していただきたいと思います。 それから、駐輪場の話ですが、市には西口に土地がないから、それは無理なんだよというようなお話でしたが、何とか確保するとかというのはあれなんでしょうかね。というのは、東武鉄道の西側に住んでいる人も、自転車で行くときに東武鉄道の東側、今の自転車置き場に置いている人が多いんです。駅ができても、駐輪場、今の人は屋根がないとだめなんですね。野ざらしでいいじゃないかというようなのは、年を重ねればそれでいいのかもしれないが、若い人は屋根のある駐輪場を望んでいて、それではないのであれば、何とか確保するというような工夫をしないと。 ここでまたお願いしたいのは、人があそこを通らないと店もできないし、活気も出てこない。本当はバスも通ってくれれば、人が通ってお店もできてというようなことになるんですが、そういうような工夫をしないことには、何もしないと今のままですよね。工夫をいかにするかというようなところが大切だと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 現在、仮設で設置いたしました駐輪場については、おおむね350台の駐輪が可能となってございます。これについては、3月16日に駅が開設いたしまして、また4月1日からは西口も放置自転車の禁止区域のエリアに指定させていただいたということもありまして、早急に対応が必要ということから、仮設の駐輪場を設置させていただいたところです。 今後については、現在も70台から80台は常時ご利用いただいているところですので、電気等々はついてございますが、今後は屋根の設置等についても検討していきたいというふうには考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 私は時々久喜市の駐輪場を利用するんですが、それほど高くなくて、駅の近くにあって便利と言えば便利。今の無料の駐輪場は分かりにくい。行くのに不便である。そういうようなのがありまして、分かりやすいところに、あれだけの土地があるんであれば、何とか工夫をしていただけないかなというのが私の望むところです。ですから、今のところだけに限らず、もう一工夫をしていただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) なかなか事業地内には既に換地計画等々も進んでおりまして、市のほうで駐輪場を行うことはなかなか難しいというのは先ほどご答弁させていただいたとおりです。ただし、今ある駐輪場については、駅から歩いて約3分程度で行けるというような立地ですので、今後は無料駐輪場の存在について、さらに市民の皆様にお知らせをさせていただいて、より多くの方にご利用いただきたいということを考えておりますので、当面の間は今の駐輪場で事業を進めさせていただきたいと思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 違う内容で質問させていただきますが、幸手駅西口ができたことから、人の流れが変わりまして、今までは久喜新道を経由して駅に行っておりましたが、今は久喜新道を横断して駅に向かっております。その横断する場所が旧杉田パーマ店のところです。ここに信号機をつけるというようなことは難しいお話がございましたが、杉田パーマ店の脇の道路を広げる必要がある。そうすれば信号機は設置できるのではないか。道を広げて信号機を設置するというようなことについてはいかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 信号機については、道路幅員が確保できればすぐつくというものではございません。確かにご指摘のあります市道399号線、杉田パーマ店の脇ですね、あそこが細くて久喜方面から久喜新道を来た車が左折するときにすれ違えないというようなことは最大の信号機がつけられない原因だということも警察のほうからも聞いてございます。 また、そこに歩行者、自転車等の滞留場所の確保もできていない。また、つくるためには久喜新道を久喜方面から来て、今度は幸手駅に入るための右折帯、県道幅員もこれでは足りないという部分等々、それに何よりも交通量の問題がございます。ピーク時の交通量等々によって、どの程度まで信号設置が可能かというのは、先ほど来申し上げました信号機設置の指針という警察庁で出された指針のほうで定義されておりまして、それに基づいて警察のほうで判断されるということでございますので、道幅を広げれば、そこを広げればすぐさま信号機がつくということではないことはご了解いただければと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) あの信号機を設置するについては、あれもだめだ、これもだめだ、こうしなければいけないとかというようなことをいっぱい言っていただけるのはありがたいことなんですが、それを工夫するのが皆さんじゃないかなと私は思っております。ですから、それをどう克服して、知恵を使ってやるのかというようなところは皆さんのお仕事ではないかというふうに思っております。それ以上のことは申し上げませんが。 それから、引き続いて、私は幸手駅西口は変わった、あるいは変えていかなくちゃいけないと。それから、若い人にも住んでもらえるようなまちにしなければならないというふうに思っております。先ほどの杉田パーマ店の脇の道も広げて、北へ向かって都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線というような道がありますが、そこまで広い道を通すとかというようなことも検討に入れないといけないのではないかと思いますが、その辺のお考えについて教えていただければと思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 西口については、土地区画整理区域内に西口停車場線の都市計画道路の予定をしてございます。また、先ほど坂本達夫議員のほうのご指摘にありましたにぎわいのほうの話ですが、幸手駅西口駅前広場及び西口停車場線の沿線については、土地利用の誘導を図るという観点から、平成30年7月1日に用途地域の変更を一部してございます。変更した内容といたしましては、都市機能の誘導を図るという観点で、店舗であるとかサービス施設との要件を緩和しまして、なるべく都市機能を誘導するというふうなことを目的とし、にぎわいの創出を予定しているものです。 今後については、市の玄関口にふさわしい街並みを駅前広場につくり出せるよう、事業者あるいは地権者の方々にいろいろな用途地域の変更があったこととか、緩和があったことを情報提供し、そういった商業施設やサービス施設、駐輪場等を下水道の整備ができましたら、順次提供を行い、西口のにぎわいの創出を進めてまいりたいと考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) すみません、私が言ったのは、今のところではないんじゃないかなと思っております。旧杉田パーマ店の脇の道、今信号をつけてもらいたいとかと言った道をもっと広げて、もっと北のほうまで、下川崎のほう、あっちのほうまで広げてもらうと非常に長倉地区としては便利になりますよと。だから、今農道みたいな道が走ってまして、その農道みたいなものを広げて、都市計画道路みたいな、幹線道路みたいなものをつくっていただけると非常に便利になるのではないかというようなお話をお願いしたところなんですが、それについてお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 長倉地区、香日向から久喜市へ向かう市道1-5号線から県道幸手・栗橋・久喜線まで約1,400メートルの区間だと思いますが、整備も大変重要かと存じております。ただ、まずは西口の利便性を高めるため、幸手駅西口へのバス路線の確保を優先させ、その後順次他の区間についても整備を進めたいと考えております。今後の検討とさせていただきます。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、4項目めの循環バスとデマンド交通について発言を許可いたします。 2番、坂本達夫議員。    〔2番 坂本達夫議員 質問席〕 ◆2番(坂本達夫議員) 4項目め、循環バスとデマンド交通についてです。 多くの市民からの苦情にデマンド交通は予約がとれない、利用できない、役に立ちませんよ、そんな言葉を聞いております。循環バスとデマンド交通の概要を伺います。 (1)循環バスの利用者数、委託料、運賃を平成24年度から平成27年度まで、また、デマンド交通の利用者数、委託料、運賃を平成27年度から平成29年度までを伺います。 (2)循環バスを廃止した理由、デマンド交通を導入した理由を伺います。 (3)循環バスの事業目的とデマンド交通の事業目的では何がどう違うのか。循環バスの事業目的は、交通弱者の救済をするとともに、公共施設への市民の足の確保及び利用促進を図るとあります。デマンド交通の事業目的は、増加する高齢者を中心とした市民の日常生活を支えるための足となる公共交通網を確保し、幸手市の街づくりを担う、こんなふうな言葉になっております。何がどう違うのでしょうかというところです。 (4)循環バス、デマンド交通の評価を市長に伺います。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) それでは、4項目めの循環バスとデマンド交通について順次ご答弁申し上げます。 まず、1点目の循環バスの利用者数、委託料、運賃を平成24年度から平成27年度まで、デマンド交通の利用者、委託料、運賃を平成27年度から平成29年度までということでご答弁申し上げます。 循環バスの年度ごとの利用数、委託料、運賃収入をまず申し上げます。 平成24年度は利用者数3万2,482人、委託料1,726万1,900円、運賃収入199万7,200円です。平成25年度は利用者3万1,082人、委託料1,731万9,300円、運賃収入193万9,800円です。平成26年度は利用者数3万1,280人、委託料1,781万2,260円、運賃収入199万9,800円です。平成27年度は利用者数2万8,454人、委託料2,221万500円、運賃収入175万4,700円です。 次に、デマンド交通の年度ごとの利用者数、委託料、運賃収入を申し上げます。 平成27年度は10月から3月の6カ月間の数字となります。平成27年度は利用者数4,186人、委託料847万2,650円、運賃収入108万5,350円です。平成28年度は利用者数1万1,088人、委託料1,689万1,100円、運賃収入222万4,900円です。平成29年度は利用者数8,581人、委託料1,528万1,000円、運賃収入160万8,000円です。平成30年度についても申し上げますが、利用者数8,726人、委託料1,417万7,490円、運賃収入174万2,750円となっております。 次に、2点目の循環バスを廃止した理由、デマンド交通を導入した理由についてご答弁申し上げます。 増加する高齢者を中心とした市民の日常生活を支えるための公共交通となるように協議を重ねてきた中で、デマンド交通については、ドア・ツー・ドア方式ということで、家の前で乗車し目的地に向かう、目的地から目的地へ、目的地から家の前で降車することができるということで、移動が困難な方でも利用ができる。また、市内全域が対象地域となるため、鉄道駅や民間路線バスのバス停が近くにない方でも利用できるということ。また、目的地を設定し、駅、民間バス路線などの接続をよくすることで、市内外への移動の利便性の向上が図られるということなどから、デマンド交通を導入したところです。また、デマンド交通を利用することで、高齢者の方などの外出支援にもつながるものと考えております。 なお、循環バスの廃止については、デマンド交通を有効に運行することで市民の移動手段を確保することができるということから廃止となったところです。 次に、3点目の循環バスの事業目的、交通弱者の救済をするとともに、公共施設への市民の足の確保及び利用促進を図ると、デマンド交通の事業目的、増加する高齢者を中心とした市民の日常生活を支えるための足となる公共交通網を確保し、幸手市の街づくりを担うでは何がどう違うのかについてご答弁申し上げます。 事業目的は、市民の移動手段の確保という点では同じです。また、同じ目的ではございますが、2点目でもご答弁申し上げましたとおり、デマンド交通については、増加する高齢者の方々が利用しやすい、また、市民の日常生活を支える足となるということがございまして、市内全域を対象として乗降が柔軟なドア・ツー・ドア方式ということで、循環バスを廃止して運行しているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 私から4点目の循環バス、デマンド交通の評価についてご答弁申し上げます。 循環バスについては、本数が少ない、バス停が遠いなどのご意見もございましたが、毎年度多くの方の利用があり、市民皆様の移動手段として決まった時間に運行され、目的地に行くことができるということで、公共交通として有益だったものと評価をしてございます。 また、デマンド交通については、ドア・ツー・ドア方式、市内全域をカバーしているということでは、高齢者の方々の駅、バス停が遠い方にとりましては大変有効な公共交通であるというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) デマンド交通の事業目的に増加する高齢者に対応するようなお話がございました。ただ、先ほど年間の利用者数を伺いましたところ、循環バスは3万2,000人、3万1,000人、3万1,000人、2万8,000人と。それに対してデマンド交通のほうは1万1,000人とか、8,500人とか、いってみれば3分の1ぐらいになっちゃったというようなところかなと思うんですが、狙いとすると、増加する高齢者、高齢者が増えるんだから、デマンド交通でも多くの人を乗せるんですよというようなところが狙いがあったのかと思うんですが、利用者のほうは3分の1ぐらいになっちゃったというようなところで、違った結果になっちゃったのかなというふうな理解を私はするんですが、いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 循環バスについては、決まった時間に一定のコースを走るということで、これは市民の方のみならず、市外の方でもご利用いただけるという交通でございました。また、デマンドバスについては、市民の方であらかじめ登録をしていただいた方がご自宅までお迎えに来て、そして目的地まで行けるということ。これまでの循環バスのバス停の数とデマンド交通のバス停の数等々でかなり運行形態に開きがございますことから、一概にはこれを比較できないものというふうには考えておりますが、高齢者の方、特にバス停まで行くことが困難な方にとりましては、ご自宅まで車が来るということでは、非常に先ほど申し上げました高齢者の方の足の確保ということでは有益なのかなというふうには考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 利用者が3万人ぐらい、年間の利用者3万1,000人とか3万2,000人が8,500人になったとしても、それはそれほど影響はないんですよというお考えなのでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 影響がないというよりは、むしろ運行形態が違うものですから、一概には比較ができないということでご答弁差し上げたということでご理解いただければと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 利用形態が違うから、それは今後も別に人数が減ったところで問題ないと、そういうような理解でよろしいんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 決してそのようなことを申し上げているのではなく、繰り返しになりますが、あくまで運行形態が違うことから、一概には比較ができないということで申し上げていることでご理解いただければと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 私は人数がこれだけ違うということは大きな問題、見過ごすことのできない大きな致命的な問題だと思っております。いかがでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) こちらについて、人数が確かに差があるというのは事実です。これは先ほど来運行形態が違うということではございますが、今後は私どもといたしましても、いかにデマンド交通のご利用いただく方を増やしていくか、これらを課題として見直しを図っていくということで考えているところですので、ご理解いただければと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) その問題はもう切り離しますので、先ほど平成27年度の委託料が2,200万円というような金額をおっしゃられましたが、その前が1,700万円と、500万円ほど急に高くなっちゃっているんですが、これは何か理由はあるんでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 平成26年度から平成27年度の増加の理由ということでお答え申し上げますと、こちらは当初平成26年度をもって循環バスの契約が満了いたしましたが、その後、デマンド交通の導入に合わせまして、1年間のさらに契約の延長といいますか、再契約を結んだところです。これに伴いまして、車両に要する消耗品ですとか、そういったものを勘案しまして金額が上がったというところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) ありがとうございました。 それでは、また違う質問なんですが、それぞれの年度の稼働日数、それから1日当たりの委託料、それから1日当たりの利用者数を教えていただけますか。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問に答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) まず、稼働日数で申し上げます。循環バス、平成24年度は359日、平成25年度も359日、平成26年度も359日、平成27年度にあっては360日です。また、デマンド交通においては、平成27年度は半年でございましたが、145日、平成28年度293日、平成29年度293日です。 これを1日当たりのまず委託料に直しますと、平成24年度が4万8,083円、平成25年度が4万8,243円、平成26年度4万9,616円、平成27年度6万1,699円です。また、デマンド交通に直しますと、平成27年度は5万8,432円、平成28年度は5万7,649円、平成29年度は5万2,154円です。 次に、1日当たりの利用者数ですが、平成24年度の循環バスから申し上げますと90.5人、平成25年度は86.6人、平成26年度は87.1人、平成27年度が79.0人、平成27年度、こちらはデマンドになりますが、28.9人、平成28年度37.8人、平成29年度29.3人。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 細かな数字ありがとうございました。 今教えていただきまして、循環バスは1年365日のうち359日、ほぼ1年運行してましたと。それから、それに対してデマンド交通は日曜と祝日がお休みでしたと、そういうようなことから、1年間で293日とか、300日を切っている。先ほどの年間の委託料から見ると、循環バスのほうが委託料高いんですね、年間の委託料は。ただ、日数で割ると、循環バスは5万円を切っていると。平成27年度は1年間限りの契約だったから高くなっちゃったんですが、5万円を切っていると。それに対してデマンド交通は5万8,000円とか、5万7,000円とか、5万2,000円とか、みんな5万円を超えていると。いってみれば循環バスは毎日動いていて、1日当たり安かったと。デマンド交通は余り動いてなくて、1日当たり高いと、そういうようなことが分かりました。 それから、あとは循環バスは1日90人とか、86人とか、87人、大体80人ぐらい。それに対してデマンド交通は28人とか、37人とか、29人とか、数字で見るとこれが事実かなと思うと、乗れなかった市民が使い勝手が悪いよと、利用できないよというようなことがはっきりするのかなと。それに対して、デマンド交通は日程表みたいなものを毎日つくらないといけないと思うんですね。誰から予約があって、何時にここに行ってというようなことを毎日電話を受けて日程をつくって、いってみればかなり手間がかかるというようなこと。そういうことからすると、循環バスは比較的安くできたのかなと、そんなような客観的な事実があろうかと思います。 こういうことも念頭に置いて、次期の公共交通システムを考えていただきたいと思いますが、また市長、振って申しわけございません。こういうような事実がございまして、いってみればお金は高かろう、それから稼働日数は少なかろう、それから乗せるお客さんはこれも少なかろうと、3つほど比較してもみんな循環バスにデマンド交通は負けちゃっているんですね。こういうようなことを念頭に置くと、1年と3カ月後に迫った新しい公共交通システムはどんなふうにするのか。私とすると、予約が非常に面倒だと。予約が要らないようなことを入れるとか、あるいは循環バスに近いものを入れるのとか、あるいはデマンド交通に近いものを入れていくとか、その辺のお考えを教えていただければと思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) 来年見直しの時期になりますので、検討させていただきたいと思ってます。ただ、先ほど部長からもお話がありますように、循環バスとデマンド交通の交通形態が違っていることだけはご理解いただきたいと思います。 ○議長(宮杉勝男議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 先ほど見直しの内容については、9番議員からのご質問にもお答えいたしましたが、改めてここで申し上げますと、車両についてはワゴン型からミニバンやワンボックス、あるいはセダンタイプにして小回りがきくようにしてみたらどうかというような内容、また、運賃収入は運行事業者の収入にしてみてはどうか。また、運行と予約を別の事業者にしたらどうかなどについて検討しておりますし、また、契約の方法も事業者からアイデアをいただくことも重要なことと考えておりますので、プロポーザル方式にしていくということも必要ではないかというようなことで、さまざまな視点から利用者の増加を図るというようなことでの改善を今後検討していきたいというふうに考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 私が出したデータというのは、これだけ人を乗せましたというデータなので、こういうものを尊重しないと、市民は期待をしておりますので、期待を裏切らないような対策をとっていただきたいというふうに思っております。 それから、引き続いて質問させていただきます。 公共交通会議というのがあると思うんですが、私が調べましたら、県内に48の市町村が公共交通会議を設置していると。そのうち43の市町村が県の交通政策の職員を委員としていると。県の職員を委員としていないのは5つの市町村だということです。幸手市はその5つの中に入っているというようなことでした。 私は県の職員の意見も参考として公共交通を検討すべきだと思うんですが、部長のご意見をいただければと思っております。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 公共交通会議の委員に県の職員が入っていないということでございまして、数少ない中に幸手市があるということですが、これまでは市の地域公共交通会議ということで、あくまで市内の公共交通に関係のある方を中心に委員となっていただいたというところですが、今後については、今後のバスの利用、デマンドの利用で乗り継いで他の自治体へ行かれる方等々もございます。そういったこと、また、先進的な事例をお聞きすることも考えまして、埼玉県の職員の方にも委員になっていただきたいというふうに考えておるところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) 次回の公共交通会議はいつからでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今年度第1回の会議は6月19日を予定しているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) それには県の職員にも入っていただくという考えでしょうか。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) その方向でお願いをしているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 続いて、5項目めの長倉地区の道路問題について発言を許可いたします。 2番、坂本達夫議員。    〔2番 坂本達夫議員 質問席〕 ◆2番(坂本達夫議員) 5項目め、長倉地区の道路問題について伺います。 東武鉄道の東側は南北に通る幹線道路が複数あります。銀行の建ち並ぶ大通り、4号線、その先には杉戸高野台から五霞町へ向かう道、これに対し、東武鉄道の西側は南北に通る幹線道路がございません。 そこで伺います。長倉地区の道路は曲がり角が多く、狭い、交通量が多い。そこに生活する人は常に危険と隣り合わせである。都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線を早期に実現し、市民の安全を確保する必要があります。市の考え方を伺います。 2項目め、幸手駅西口ができたこともあり、多くの市民も幸手駅西口を利用したいと思っている。都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線が完成すれば、千塚や円藤内、松石、高須賀からも利用でき、飛躍的に西口は便利になる。西口の利便性からも都市計画道路の早期建設を願います。よろしくお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) それでは、答弁願います。 市長。 ◎市長(渡辺邦夫) それでは、私のほうから先に答弁させていただきます。 長倉地区の道路問題について、私から答弁させていただきます。 私は幸手駅西口の開設をより効果的にするためには、都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線の早期開通が必要であるというふうに考えてございます。幸手駅西口へのアクセスと利便性を高めることは、地域の皆さんを初め幸手市民に重要なことであるというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮杉勝男議員) 建設経済部長。 ◎建設経済部長(手島秀明) 続きまして、1点目の都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線を早期に実現することへの市の考え方について、私のほうからご答弁申し上げます。 長倉地区への道路は、住宅が増えたこと及び久喜市への近道、抜け道の利用などで通過車両による交通量の増加が深刻な問題になっていることは認識してございます。都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線を整備することが重要であると考えてございます。 しかしながら、都市計画道路の整備には用地の確保及び補償、さらには工事と多額の費用が必要となってまいります。市では、都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線の整備については、先ほど市長のほうから答弁のございましたとおり、まずは幸手駅西口へのアクセスと利便性を高めることが重要と考え、今年度は西口停車場線交差部から幸手駅西口土地区画整理区域南側の久喜市の弁天橋付近までの区域をバスの運行に必要なアクセス道路として整備を進めているところです。その他の区間についても、順次整備を進めてまいりたいと考えているところです。 ○議長(宮杉勝男議員) 一般質問の途中ですが、ここで約10分間休憩をいたします。 △休憩 午後4時02分 △再開 午後4時11分 ○議長(宮杉勝男議員) 再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を続けます。 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。
    ◆2番(坂本達夫議員) 再質問をさせていただきます。 本来ならば都市計画道路杉戸・幸手・栗橋線がずっと通ればありがたいというふうに思っているんですが、優先順位が後になるようなお話でしたので、ここで何とかしていただきたい危険な交差点があるということをご紹介をさせていただきます。 その場所というのは、私、中川崎に住んでおりまして、家の近くなんですが、クラクションが鳴り響いたり、接触事故があったり、あるいはよく警察の方も来ております。歩行者、自転車に乗る人、ドライバーにとって通りたくない交差点です。今日は地図を持ってきましたので、ご説明します。 東武鉄道が南北に走っておりまして、幸手駅がございます。久喜新道がございます。葛西用水がございます。葛西用水を渡る前を右のほうに折れていきまして、中川崎の入り口のところにこの交差点がございます。 そこで、写真なんですが、上から見た写真をご説明します。 久喜新道から来た道、それからこちらが久喜市のエンゼル公園のほうから来た道、それからこちらが4号のほうに向かう道、それからこちらが香日向と五霞町、鷲宮、大宮・栗橋線のほうに向かう道というふうに道がございます。久喜市のほうから来ると、国道4号線のほうに向かう道、それから鷲宮、香日向のほうに向かう道、それから逆に国道4号線のほうから来て久喜市のほうに行く道、あるいは鷲宮から久喜市のほう、あるいは久喜新道へ向かう道、この道が交差しておりまして、時々にこっちから来る車なんかがありまして、非常に複雑な地形になっております。 写真を撮ってみたんですが、車が朝夕の通勤のときですかね、これは車が錯綜しております。この間に歩行者とか自転車の人とか来ております。この交差点の中には、一時停止がないようなところがございまして、両方危ないとかというふうな標識だけしかなくて、そうすると本当に一時停止がないものですから、両方突き進んできてぶつかっちゃうというようなところもあります。それから、一時停止の停止線が薄れているところもあります。こんなような危険な状況です。 お願いをしたいのは、一度担当する部長に朝夕のラッシュの時間帯に見に来ていただいて、注意して安全に通る交差点の標示、ペイントをお願いしたい、かように考えております。ご答弁をお願いします。 ○議長(宮杉勝男議員) 答弁願います。 市民生活部長。 ◎市民生活部長(関根一勝) 今ご質問のありました交差点については、大体の場所ということを理解をしているところです。こちら、さまざまな規制については、公安委員会、警察の所管となりますので、警察のほうにお伝えするとともに、現状、私どももう一度確認をさせていただいた上で、必要な路面標示ですとか、看板の設置は市のほうで対応できることですので、それらについては現場を見せていただいた上で検討したいというふうに考えております。 ○議長(宮杉勝男議員) 再質問がございましたら発言願います。 2番、坂本達夫議員。 ◆2番(坂本達夫議員) いってみれば、住んでいる人よりも通過する人がほとんどなんです。住んでいる人は余り、いることはいるんですが、それほど使わないんですが、通過する人が物すごく多い。こういうようなことなので、本当ならば都市計画道路ができればいいんですが、それが難しいということであれば、何とか標示のほうでお願いしたいということですので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(宮杉勝男議員) 以上で、2番、坂本達夫議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会について ○議長(宮杉勝男議員) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと存じますが、これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(宮杉勝男議員) 異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。--------------------------------------- △次会日程の報告 ○議長(宮杉勝男議員) 次会は、明日6月5日午前10時より本会議を開きます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(宮杉勝男議員) 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時18分...